こんにちは、銀英伝大好き中年の“しんや”です。
今回は旧作アニメ(OVA版)をベースに同盟軍最強の陸戦部隊「ローゼンリッター連隊」(薔薇の騎士連隊)について、詳しく解説していきたいと思います。
銀河英雄伝説に登場するローゼンリッター連隊が強くてかっこいいのだけど、メンバーのことや歴史、強さの秘訣を知りたい!!
こんなふうに思っているあなたにローゼンリッター連隊の全てを解説していきます。
この記事を読み終わる頃には、あなたも入隊してしまうかもしれませんね(笑)。
▶ 筆者の情報
この記事を書いている私は銀河英雄伝説の大ファンです。
小学生の時に銀河英雄伝説を見て以来、ファンとなりました。
戦艦同士の戦いや登場人物の生き様に興奮しただけでなく、歴史や組織運営の仕方など私の人生の指針になっているアニメです。
特にリメイク版「銀河英雄伝説 die neue these」が始まってからは気持ちが再燃し、amazon prime videoを通じて、旧作アニメを再度見返しました。
何度見てもいい!名作とはそうゆうものですね。
※本記事はアフィリエイトプログラムに基づく、商品・サービスのPR及び広告を含みますので、ご了承ください。
同盟軍陸戦部隊「ローゼンリッター」連隊(薔薇の騎士連隊)
帝国からの亡命者の子弟で構成されるローゼンリッター連隊は、同盟軍最強の陸戦部隊として、宇宙に名を轟かしている。
ローゼンリッターという名前を聞くだけで帝国軍が撤退してしまうほどの強さを誇る部隊。
ローゼンリッターの意味
ローゼンリッター(Rosen Ritter)とはドイツ語で「薔薇の騎士」という意味。
推測ですが連隊名の由来は「敵の鮮血で薔薇が描けるほどの強さ」という意味が込められているのではないでしょうか。
ローゼンリッター連隊の概要
ローゼンリッター連隊は帝国からの亡命者の子弟によって構成されている同盟軍の陸戦部隊。
その強さは群をを抜いており、戦闘能力は「1個連隊で1個師団に匹敵する」と言われるほどの強さです。
一方で歴代の隊長12名のうち、6名が帝国に逆亡命していることから、同盟軍での評判はあまり良くありません。
ローゼンリッターが結成された理由は、政治的な理由(帝国軍の亡命者が同盟軍として戦っているという政治宣伝)である。
そんなローゼンリッターですが、イゼルローン要塞攻略のため、ヤン艦隊へ所属し、以後ヤン艦隊の陸戦部隊として大いに活躍します。
最後は皇帝ラインハルトの旗艦ブリュンヒルトの中で、ユリアンの盾となり、華々しく散っていく。(帝国に生まれながら、民主主義存続のために一番貢献した部隊と言えます)
ローゼンリッター連隊のエンブレム(隊章)
薔薇をあしらった隊章がカッコイイですね。
ローゼンリッター連隊の強さ
さて、ローゼンリッターの強さについて、少し解説していきましょう。
まずは「戦闘能力は1個連隊で1個師団に匹敵する」ということですが、旧日本軍の編成を基に考えると、1個連隊はだいたい1,500名~2500名、1個師団は20,000名程度あるとすれば、一人当たりの戦闘力が1人で10人に匹敵することになります。
強すぎます。
さらに連隊長クラスの強さは化け物です。
シェーンコップとリンツは歩いて会話しながら、敵兵を次々倒していました(笑)。
作中の描写でも一般兵相手ではトマホークで10人くらいは一気に倒していましたね。
ローゼンリッター連隊の隊長たち
ヘルマン・フォン・リューネブルク
画像出典:銀河英雄伝説外伝「千億の星、千億の光」第2話-三つの赤-
第11代連隊長(外伝「千億の星、千億の光」のみに登場)
帝国に逆亡命した人物でシェーンコップ達の上司だった人物。
若いころのシェーンコップですら、歯が立たなかったほどの実力者。指揮官としても有能で、共に作戦を遂行したラインハルトも手腕は評価していた。
帝国軍に逆亡命したことで、隊員達からは裏切者として嫌悪されている。
第6次イゼルローン要塞攻防戦において、シェーンコップ率いるローゼンリッター連隊によりうちとられる。
オットー・フランク・フォン・ヴァーンシャッフェ
画像出典:銀河英雄伝説外伝「千億の星、千億の光」第2話-三つの赤-
第12第連隊長(帝国に逆亡命したリューネブルグに代わりに就任)
連隊長になる前はそれなりに人望もあったようだが、連隊長になってからは軍上層部には卑屈、部下には尊大とあまり評判が良くない人物。
シェーンコップが優れていたせいか、反対に凡庸な指揮官に見えてしまっている。
ワルター・フォン・シェーンコップ
画像出典:銀河英雄伝説外伝「千億の星、千億の光」第2話-三つの赤-
第13代連隊長(ヴァーンシェッフェ戦死後に就任)
ローゼンリッターの強さの象徴とされる人物。
戦闘能力は化け物クラスであり、女性にも手が早く常に女性と一夜を共にしている。
ヤン艦隊に配属され、陸戦隊長・イゼルローン要塞防御指揮官として辣腕をふるう。
シヴァ星域会戦で皇帝ラインハルトの旗艦ブリュンヒルトに突入するも一瞬の油断の隙をつかれ戦死。
クロイチェル伍長は娘。ユリアンの恋人。
カスパー・リンツ
画像出典:銀河英雄伝説外伝「千億の星、千億の光」第12話-千億の星、ひとつの野心-
第14代連隊長(シェーンコップが将官に出世した後に就任)。
いつもシェーンコップの傍らにいるシェーンコップの右腕的存在。
シヴァ星域会戦で死を覚悟したが、敵兵に囲まれた時に停戦の連絡が入り、生き残った唯一のローゼンリッターのメンバー。
ライナー・ブルームハルト
画像出典:銀河英雄伝説 第7話「イゼルローン攻略」
第15代連隊長【代理】(バーミリオン星域会戦後にリンツが動くシャーウッドの森に参加したため就任)
リンツ同様に、いつもシェーンコップの傍らにいるシェーンコップの右腕的存在。シェーンコップと正反対で、超奥手であり、おそらく童貞。
回廊の戦い後の和平調停に向かう宇宙船の中で、地球教徒の残党に襲われ、ヤン提督を守って殉職する。
亡命癖のあるローゼンリッター連隊の歴代隊長達
「歴代隊長12名のうち、6名は帝国軍との戦闘で死亡、2名は将官に昇進した後退役、あとの6名は同盟を裏切り帝国へ逆亡命した。」
ローゼンリッター連隊の隊長達は亡命癖があるようで、12名の歴代隊長のうち、6名が帝国に逆亡命しています。
リューネブルグもその一人です。
同盟軍首脳部は、その点について常にリスクを感じていたようです。
ローゼンリッター連隊の主要メンバー
作中に登場するローゼンリッター連隊の主要メンバーは上記の隊長たちがほとんどです。くわえて紹介するといえば、最強カルテットのひとりだった「カール・フォン・デア・デッケン」でしょう。
カール・フォン・デア・デッケン
銀河英雄伝説外伝「千億の星、千億の光」第2話-三つの赤-
外伝「千億の星、千億の光」にのみ登場するローゼンリッター連隊の隊員。
戦闘能力は高く、シェーンコップ、リンツ、ブルームハルトと4人で「薔薇の騎士の最強カルテット」と呼ばれていた。
ヴァンフリート4=2の地上戦において、帝国に逆亡命した前連隊長のリューネブルグと戦うも倒される。
ローゼンリッター連隊の戦歴
惑星ヴァンフリート4=2の地上戦(ヴァンフリート星域会戦)
惑星ヴァンフリート4=2の同盟軍後方基地に駐屯していたローゼンリッター連隊がラインハルト・リューネブルクの所属するグリンメルスハウゼン艦隊の襲来を受け、戦闘になった戦い。
かつての連隊長リューネブルクにより、有能な部下であるデア・デッケンを失います。
善戦するものの、基地司令官セレブレッツェ中将を捕虜にされ、基地の一部を破壊されました。
第6次イゼルローン攻防戦
ヴァンフリート星域会戦の復讐戦として、第6次イゼルローン攻防戦では強襲揚陸艦で帝国軍の戦艦に突入しては制圧し、リューネブルグを無線を使って挑発するという行為を繰り返しました。
この作戦は見事に的中し、帝国軍内で孤立したリューネブルグを戦場にひきづりだすことに成功。
シェーンコップとリューネブルグの一騎打ちが行われ、見事にシェーンコップが勝利しました!
第7次イゼルローン攻防戦
ローゼンリッター連隊の最大の功績と言っていいのが、イゼルローン要塞の攻略です。
帝国軍に扮したシェーンコップ、リンツ、ブルームハルトが要塞に入り、重要な軍事機密があると強引に指令室へいき司令官を人質にして占拠しました。
ローゼンリッター連隊は、人類史上初めてイゼルローン要塞を失陥させた部隊となるのです。
救国軍事会議によるクーデターの鎮圧
帝国軍・ラインハルトが皇帝崩御に伴い、門閥貴族との内乱に入るのに合わせて、裏から手を引いて同盟内に引き起こした「救国軍事会議」によるクーデター。
ヤン艦隊はクーデター鎮圧のために出動することになるが、惑星及び首都星の制圧にローゼンリッター連隊が活躍します。
特に惑星シャンプールの制圧に関してはわずか3日で鎮圧するなど、高い作戦遂行能力をみせつけた。
要塞対要塞でのイゼルローン防衛(第8次イゼルローン攻防戦)
ガイエスブルグ要塞を移動要塞化して、イゼルローン要塞と戦いを繰り広げた要塞同士の決戦。
ヤン不在の中、幹部一丸となって帝国軍と戦った。
ローゼンリッター連隊は要塞を占拠しようと突入してきた帝国軍陸戦部隊をあっという間に返り討ちにしている。
このとき、「ローゼンリッター」の名前だけで帝国軍を撤退させている。
ロイエンタールとの一騎打ち(第9次イゼルローン攻防戦)
イゼルローン要塞攻防戦において、ヤンの旗艦「ヒューベリオン」を囮にして、ロイエンタールの旗艦「トリスタン」を突出させ、その隙に強襲揚陸艦で奇襲をかけます。
シェーンコップとロイエンタールの一騎打ちを演じます。
あと一歩のところまで、ロイエンタールを追い詰めたが、ロイエンタールも強く互角で戦闘は終了しました。
ヤン救出作戦
同盟降伏後に退役したヤンを暗殺しようとしたレンネンカンプ(同盟高等弁務官)と同盟政府の動きを察知して、アッテンボロー、バグダッシュと連携してヤン救出作戦を展開する。
その際に中心として活躍したのは、ブルームハルト連隊長率いるローゼンリッター連隊でした。
レベロ議長の拉致、ヤン救出、レンネンカンプの拉致とローゼンリッター連隊は大暴れでした!
第10次イゼルローン攻防戦
ハイネセンから脱出したヤン一党は、独立したエル・ファシルを拠点にイゼルローン要塞再奪取作戦を実行する。
イゼルローン要塞を放棄するときに仕掛けておいた「置き土産」を活用して、要塞攻略を画策する。
もちろん要塞制圧部隊は、われらがローゼンリッター連隊です。
今回はローゼンリッター連隊にユリアン、ポプラン、マシュンゴが加わります。
シヴァ星域会戦
ヤンの死後、ユリアンの指揮のもと行われた物語最後の戦い。
民主主義を認めさせるには直談判するしかないと考えたユリアンが、決死の覚悟で旗艦ブリュンヒルトに突入した。
ローゼンリッターはユリアンを皇帝ラインハルトのもとに行かせるべく盾となり、帝国軍を抑え切った。
この戦いで、シェーンコップは戦死。ローゼンリッターはほとんどの隊員が戦死した。
華々しい最後である。
まとめ
間違いなく宇宙最強の陸戦部隊「薔薇の騎士(ローゼンリッター)連隊
今回は銀河英雄伝説に登場するローゼンリッター連隊(薔薇の騎士連隊)について、少し詳しく解説してみました。
同盟軍最強の陸戦部隊であり、ヤン艦隊に所属後はイゼルローン要塞の攻略など数々の戦果を挙げてきた部隊でした。
歴代隊長達も個性豊かで強く、カッコイイ人たちばかりですね。
またその雄姿を見たくなりました。
※銀河英雄伝説のリメイク版が出ているのをご存知ですか?
⋙ 銀河英雄伝説のリメイク版に関する解説と感想を書いています。
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もっと深く銀英伝の世界を堪能してみてくださいね!
< 以上 >
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