伊達と酔狂で革命ごっこ!同盟軍(ヤン艦隊)の幕僚たち【銀河英雄伝説】

銀河英雄伝説
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こんにちわ、”しんや”です。

銀河英雄伝説のリメイク版「銀河英雄伝説 Die Neue These」が始まり、昔見ていた旧作の銀英伝を見返しています。

名作は何度見てもいいですね!

今回はそんな銀河英雄伝説の同盟軍の人物を紹介したいと思います。

同盟軍と言っても、多くの人物がいるのですが、物語の主となるヤン艦隊の幕僚たちに絞って、お伝えしていきます。

見たのが少し昔の方は、復習がてら目を通してみでくださいね。

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ヤン艦隊の特色

ヤン艦隊の気風

帝国軍は専制国家であるせいか、重厚感のある立ち振る舞いをしますが、同盟軍は自由を重んじる民主主義国家の軍隊であるため、フランクな人物が多いです。

なかでも「ヤン艦隊」はとりわけ明るく、自由な気質です。

ヤンの人柄もあるでしょうが、「伊達と酔狂で革命ごっこ」をやっていると言っているほどです。

戦争に行くことをピクニックと表現するような一面もあるほどです。

ヤン艦隊の雰囲気を決定づけている幕僚は「ポプラン」「シェーンコップ」「アッテンボロー」の3人ではないかと思います。

そんな陽気なヤン艦隊のメンバーを見ていきましょう。

「伊達と酔狂」とは

まずは、「伊達や酔狂」の本来の意味をインターネットで調べてみたのですが、どうやら的を得た検索結果がでないようで、正式な言葉ではないようですね。

慣用句的な位置づけにあるようです。

使い方:「伊達や酔狂でやっているわけではない。こちとら真剣なんだ」

意味:風変わりを好むような生半可な気持ちではないと表明する言い方

出典:Webrio

Webrioで使い方と意味が載っていたので、そこから推測するに、「伊達や酔狂」とは「風変わりを好み、生半可な気持ち」ということになりますね。

「いいか、ポプラン中佐、心得違いをするなよ。おれたちは伊達や酔狂でこういう革命ごっこをやっているんだからな!」(アッテンボロー)

「俺たちは伊達や酔狂で戦争をやっているんだ!」(アッテンボロー)

「皇帝ラインハルトとの戦いで死ねるのだ。せっかく満足して死にかけている人間を、いまさら呼び戻さんでくれんかね。またこさき、いつこういう機会が来るか分からん。なに、そう嘆くような人生でもあるまい。なんと言ったかな、そう、伊達と酔狂で皇帝ラインハルトと戦えたのだからな。」(メルカッツ)

この言葉をさきほどの意味と照らし合わせて、要約するとこうなります。

「おれたちは、風変わりであることを好み、生半可な気持ちで戦争をやっている!」

ダメでしょ!(笑)。

民主共和政治の精神を守るという理念を持ちながらも、皇帝に歯向かう反骨精神満々で、その方が楽しそうだからやっているという気概を持っていたのでしょうね。

ヤン艦隊の「らしさ」が出ている言葉だと私は思います。

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ヤン艦隊の幕僚たち

ヤン・ウェンリー

【旗艦】 ヒューべりオン

【通り名】 エル・ファシルの英雄、魔術師ヤン、奇跡のヤン

本作の同盟側の主人公。

第13艦隊司令官・イゼルローン要塞司令官。最終階級は元帥。

歴史家を志していたが、貧乏であったため、ただで歴史が学べる士官学校に入学する。

在学中に所属していた戦史研究科がなくなったため、成績優秀だった戦略研究科へ入った。

用兵学以外の学科はのきなみ落第すれすれであり、本当に用兵のみが得意な軍人であると思う。

その智謀でラインハルトを含めた帝国軍諸将を次々と撃破した。

バーミリオン会戦でラインハルトにあと一歩で勝てるとこまで行ったが、先に本国が降伏したため、停戦した。

最後まで民主主義国家に準じた軍人であった。

退役後も様々な策謀に巻き込まれ、革命軍を起こすことなるが、最後はラインハルトの停戦交渉に向かう途中に地球教により暗殺されてしまう。

【強さ・戦い方】

ヤンの用兵の特徴は人の心理をうまく操ることにあるとされている。

1個艦隊で帝国軍を翻弄する智謀を有し、銀河最強の艦隊司令官である。

【弱点】

用兵以外のことは絶望的にダメな人で、軍人でありながら戦闘や射撃は全く役に立たない。

また生活も怠惰で、部屋の整理が全くできない人物である。

フレデリカ・グリーンヒル

【通り名】 コンピューターのまたいとこ

ヤンの副官であり、後の妻となる人物。グリーンヒル大将の娘。

エル・ファシルでヤンに助けれた民間人の一人であり、その時にヤンにぞっこんとなった。

ヤンに接近するために軍人になった。

抜群の記憶力と高い事務処理能力でヤンを支える有能な副官であるが、主婦としての能力は低いようで、料理もあまり得意ではない様子。

ユリアン・ミンツ

戦争遺児を軍人の過程で育てるトラバース法により、キャゼルヌの手配でヤンの家に来た青年。

運動能力も高く、生活力も高い素晴らしい少年。

ヤンの身辺の世話を一手に請け負っていた。

ヤンに憧れ、軍人になることを決意した。

白兵戦・空中戦ともに優秀であり、用兵に関してもヤンの側で教えを得ていたこともあり、能力は高い。

ヤンの死後はヤンの後継者としてイゼルローン共和政府を率いていくことになる。

アレックス・キャゼルヌ

補給を含む軍における後方勤務のエキスパート。

事務処理能力はピカイチであり、ヤン艦隊の後方の要であり、ヤンはキャゼルヌに一手に任せていた。

同盟軍においても、将来を嘱望される優秀な人材で軍からは重用される。

彼が寝込めば、イゼルローンの事務が滞るといわれるほどの人物である。

ヤンとは士官学校時代に事務官として勤務した際に知り合い、それから公私共々家族ぐるみで付き合いのある関係性になっている。

ムライ

【通り名】 歩く小言

ヤン艦隊の参謀長。

お祭り気質のヤン艦隊において、風紀委員長的な役割を担っている。

無愛想で口やかましく、秩序を重んじる常識人。

参謀長という役割ではなく、ヤンに常識的な戦略を提示することが仕事となっている。

ヤンとの接点は、エコニアの捕虜収容所に参事官として赴任したヤンが騒乱に巻き込まれた時に調査官として派遣された時。

そこで見事な調査・処理能力を見せたムライにヤンが幕僚にくわえたいと思ったようである。

エドウィン・フィッシャー

【通り名】 艦隊運用の名人・生きた航路図

ヤン艦隊の強さはヤンの知略が大きいが、そのヤンの知略を実行に移すことができていたのは、フィッシャーのおかげであると言われている。

ヤン艦隊の中では珍しく地味で寡黙な人物であり、副司令官。

アスターテ会戦において、第4艦隊の分艦隊司令官として、負傷した司令官に代わり艦隊指揮をとり、敗残兵を帰還させている。

第13艦隊設立時にヤンに呼ばれて分艦隊司令官となった。

ヤンにも「フィッシャーの艦隊運動は名人芸だね!」と言わしめるほどの能力を持っている。

回廊の戦いにおいて、ビッテンフェルトの猪突猛進にあてられ戦死してしまう。

その時にヤン艦隊のメンバーに「彼がいなくなったら、おちおちピクニックにも行けない。」と言われるほど頼りにされていたことがうかがえる。

フョードル・パトリチェフ

ヤン艦隊において、巨漢の副参謀長。

参謀としての役割はまったくない(笑)。

主に兵士たちの叱咤激励役としての役割(ヤン自身が最も苦手な仕事)をヤンから求められていた人物。

ヤンが参事官として赴任した惑星エコニアに赴任した際に参事官補としてヤンの部下となる。

性格は明るく、おおらかで優しい巨漢といった表現が似合うと思う。

回廊の戦いの停戦交渉に向かう途中のヤン暗殺に巻きこまれ、ヤンをかばって武蔵坊弁慶さながら、ドアの前に居座ってヤンを逃がした。

最後のセリフは、惑星エコニアで暴動があった際に脱獄囚に殴られた時と同じ言葉。

「やめろよー、痛いじゃないないかー。」

ワルター・フォン・シェーンコップ

同盟の陸戦隊の中で最強と言われている「薔薇の騎士連隊(ローゼンリッター)」の第13代連隊長。

白兵戦においては無敵の強さを誇り、帝国軍がローゼンリッターと認識しただけで逃げ出してしまうほど、恐れられている。

ヤン艦隊発足後の最初の任務である「イゼルローン要塞攻略」の際にヤンがスカウトした連隊。

イゼルローン奪取作戦では、シェーンコップ自ら要塞内に侵入し、要塞内を制圧した。

イゼルローン陥落はほぼこのローゼンリッターの力と言ってよいと思う。

大の女好きで、とっかえひっかえ女性と関係を持つプレイボーイ。

物語の後半では、シェーンコップの知らない間に生まれた娘・カリンが登場する(笑)。

シヴァ星域会戦でラインハルトの旗艦「ブリュンヒルト」に突入した際に一瞬の隙を突かれ、戦死する。

ダスティー・アッテンボロー

ヤンの仲のいい後輩で、ヤン艦隊における分艦隊司令。

アスターテ会戦においては、第10艦隊の分艦隊司令として登場しており、ウランフ中将から脱出の指揮をとるよう任されている。

その際に「逃げるのは得意か?」とウランフに聞かれ、「逃げることに関して、私の右に出るものはいません!」とユーモアたっぷりに返している。

ヤン艦隊においても、陽動や挑発行為が得意であり、敵を罠にはめて逃げるといった描写が多い指揮官。

好戦的で常に自分が嵐の真ん中にいたいらいく、シェーンコップ・ポプランと並び、ヤン艦隊の雰囲気を決定づけているキャラクターである。

オリベエ・ポプラン

ヤン艦隊の空戦隊の隊長。

単座式戦闘艇「スパルタニアン」のパイロットであり、おそらく全銀河における最強の撃墜王。

彼個人の戦闘能力はずば抜けているが、他のパイロットには3機一体で敵にあたるよう指示し、いつも空中戦は同盟が優位に立っている描写が多い。

シェーンコップに並ぶ女好きだが、ポプランの場合はとても軽く、口説き方が「チャラ男」系。

しかし人柄は良く、多くの若手から信頼されている様子。

ヤン艦隊の中でも特攻隊長的なポジションで前向きの鏡のような人物。

ヨワヒム・フォン・メルカッツ

もともと帝国の軍人であり、老練な用兵化であり、多くの実績を持つ大将の地位にいた人物。

ラインハルトや幕僚たちも一目置く優秀な人である。

リップシュタット戦役の際にブラウンシュバイク公に家族を人質に取られる形で強引に艦隊司令官にさせられる。

ラインハルトの軍に敗北すると、副官であるシュナイダーの勧めでヤンを頼って同盟に亡命する。

ヤンに重く迎えられ、客将として同盟軍で活躍した。

同盟軍に亡命しても帝国の軍服を見にまとい、自分が帝国からの亡命者である旨を忘れず、一歩引いたところから、可能な限りヤン艦隊の役に立とうとした。

ヤンの信任も厚く、同盟軍が占領した後にヤンがひそかに作った「動くシャーウッドの森」の指揮官に任命された。

回廊の戦いにおいて戦死。

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まとめ

個性派ぞろいのヤン艦隊の幕僚たち

今回は「ヤン艦隊」の幕僚たちについて、まとめてみました。

ラインハルト陣営の提督達に負けず劣らず、個性豊かな人物が多かったのではないかと思います。

帝国軍は少し堅苦しいのですが、同盟軍はユーモア溢れ、見ていても気が少し楽になります(笑)。

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