不動産投資のメリット②(家族に対する十分な補償体制の確立)

不動産投資
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こんにちは。

仕事(エンジニアとして工場勤務)のストレスによるメンタル不調を経験したことから、不動産投資をはじめたes-nakamuraです。

今回私が提案する(私が実践している)築浅(比較的新しい中古)区分マンションにおける不動産投資の主要なメリットは5つです。

  1. 老後資金の完全確保(私的年金としての利用)
  2. 家族に対する十分な補償体制の確立(生命保険としての利用)
  3. 手取り収入の増加(節税効果)
  4. 投資としての利益の確保(利益回収)・・・家賃収入及び売却益
  5. 不動産投資・管理手法の獲得による次のステージへのランクアップ

今回は、「家族に対する十分な補償体制の確立(生命保険としての利用)」について、お話しさせて頂きます。

不動産を購入する際には、通常「団体信用生命保険」に加入します。この保険は、不動産を購入した方が亡くなられた場合、ローンの支払いを保険会社が請け負ってくれるため、その後、残された相続者は、ローンを払う必要がなくなります。

すなわち、家賃がそのまま相続者のもとに収益として入ることで、そのお金を利用して、生きていくという仕組みです。相続者は、家賃をそのまま受け取っても良いですし、物件を売却して大きな資金としても構わないわけです。

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あなたが生涯で支払う保険料と保障される内容

あなたは、自身の生命保険について深く考えたことはありますか?

若い時の私はほとんどありませんでした。親が保険外交員をしていたこともあり、就職した後、言われるがまま中身も知らずに生命保険に加入したクチです(笑)。

特に若いうちは、自分の「死」について考えることなどありませんよね。ましてや独身であればなおさらです。結婚して、家族が出来て初めて親や周囲から言われ、家族に残すものがないといけないから、「生命保険」に入っておくかと思い、契約をするのではないでしょうか。

人生であなたが支払う保険料

しかしながら、この生命保険への加入に関しては、しっかりと考えておくべきです。なぜなら生命保険は、おそらくあなたの人生で2番に大きな買い物となるからです。

生命保険会社の調査によれば、世帯主が男性の場合の死亡保険金額の平均は、「2,495万円」となっており、割合が一番多いのは、「3,000万円~5,000万円」のようです。

また、生命保険の保険料の平均支払額は、「32,000円/月」です。高いように感じますが、年齢に応じて、保険料は上がりますので、全体平均で言うと、このような数字になるのかもしれません。一方で、最も割合の大きいのは、「10,000円/月~20.000円/月」となり、多くの一般家庭は、このぐらいの保険金を毎月支払っているのだと考えれば妥当かなと感じます。

(生命保険文化センター「平成27年度 生命保険に関する全国実態調査」)

(URL : https://www.jili.or.jp/research/report/zenkokujittai_h30st_1.html

私の場合、生命保険の死亡保障は「3000万円」、保険料は「10,500円/月」です。

一般的な世帯でご家族がいる場合の多くが、家計に大きく負担のかからない範囲で、「1万円~2万円程度」の保険料を掛け捨てで支払い、死亡保障は「2000万円~3000万円」が普通ではないでしょうか。上記の全体平均ともだいたい一致する額で私は設定しているようですね。

このような一般的に加入する生命保険の多くは、家計に負担のかからない範囲で、より幅の広い、大きな保障が取れるように設計され、パッケージ化されたものを商品として売っています。これはこれで、少ない保険料で幅の広い、大きな保障が得られることから、良い商品と私は思います。今では他の保障(ガン・入院費etc.)の幅も広く、とても良いと感じています。

ここで、上記のような生命保険に加入していた場合、あなたが人生で払う保険料は、いくらになると思いますか?

保障の内容を維持したままだと、一定期間の年齢で更新され、保険料は上がりますので、平均して、15,000円/月としましょう。結婚が30歳だったとして、60歳の定年を迎えるまでの期間(30年間)とします。その間には子供も自立していたとします。

合計で、540万円です。

私の場合、お酒代とたばこ代を足したら、この2倍ほど行きそうですが、それでも大きな額となります。あなたの人生の大きな買い物のうち、マイホームが1番とすれば、2番目に大きな買い物となります。

まれに500万円を超える高級車を買われる方もいらっしゃいますので、その方の場合は3番目となりますね。

私があなたにお伝えしたいことは、「生命保険という買い物は、とても大きな金額を支払う大切な買い物なので、しっかりと考えて買ってください」ということです。

保障の中身も知らずに、契約している方は、多いのではないでしょうか?

人生で一番大きな買い物であるマイホームを買う時は真剣に考えるのではないですか?

生命保険についても、真剣に考えて買うことを強くお勧めします。

現在あなたが死亡した際の家族への保障体制は十分か?

前節で述べたように一般的な生命保険の死亡保障額の平均は「2,495万円」です。あなたが加入している死亡保障額もこれに近い金額ではないでしょうか?

私の契約内容で進められた「3,000万円」は、何を根拠に提示されたのでしょうか?

私が考える回答としては、以下の2つです。

  1. 家計に負担の掛からない程度の金額である「10,000~20,000円/月」で出来る限り幅広く保障でき、最大限死亡保障額が出せる金額が、この「3,000万円」であること。
  2. 「3,000万円」あれば、私が死んでも何とか残された家族が生きていけると判断できること。

おおよそ試算すれば、私が死亡後の配偶者の生活費を10万円/月とし、20年間を生きていけると仮定すれば、2,400万円です。平均額とも一致しますね(笑)。

さて、ここであなたに質問ですが、本当に「3,000万円」で足りますか?

私の回答は、「まったくもって足りない」です。

私の家庭の場合を考えてみましょう。

私(38歳)会社員、妻(37歳)専業主婦、長男(3歳)、次男(1歳)です。

私の年収が、700万円だったとします。明日、私が交通事故や会社で労働災害にあい、死亡したとしましょう。

私の食い扶持分が減り、妻が実家に帰ったとして、半分の支出で生活できたとします。それでも死亡保障額である「3,000万円」を妻が受け取れたとしても、もって8年です。

全然足りません。一時金として受け取る額としては、大きな金額ですが、一家3人を生きながらえさせるには、3,000万円は、はした金です。

あなたがサラリーマンとして働き、生きていたとしたら、生涯年収2億6,220万円です。あなたの生涯年収の11%です。

(労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計 2017」)

(URL : https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/2017/index.html

あなたが死亡したことにより、そのご家族には、精神的にもつらい思いをさせた挙句、経済的にも負担を強いることになります。それであなたはいいのですか?

一生守ると約束した妻と可愛い子供たちを残して、死んだ後のことは知らんと何も考えなくて、本当に良いでしょうか?

妻も子供たちも多くの幸せと夢を諦めることになるでしょう。

不足するお金を補填する方法を、きちんと考える必要があります。

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生命保険の基本的な考え方

生命保険について考える際に、一般的には「保険料はいくらか?」「保障の範囲は?」「死亡した際の一時金はいくらか?」「どの保険会社がいいか?」「どんな商品がいいか?」etc.を考えると思います。

しかしながら、このようなことを考える前にもっと大切なことがあります。それをこれから説明していきます。この部分をはっきりさせれば、入るべき生命保険の姿が明確となります。

生命保険というよりも、「人生全体のあなたの家族に対する保障体制の基本設計」です。

そこが確立していれば、商品や会社などは、どこでも良いのです。大した違いはありません。

一番大切なことは「死なないこと」

生命保険のことを考える前に、あなたがまずしなければならない大前提があります。

それは、「死なないこと」です。どんな理由であれ、家族を残してあなたが先に死んでしまえば、必ず残されたご家族が不幸になります。悲しみにくれ、精神的に苦しんだ後に、今度は生きていくための金銭的な苦労に見舞われます。

お子さんがいれば、奥様のワンオペ育児が始まり、それも相当な負担となります。

だから、あなたは何があっても子供が自立するまでは、家族を残して、死んではいけません。生きる努力をしてください。

生命保険は、単なる気休めです。そんなものを受け取るよりも、あなたが生きていて、家族の元に毎日帰る方が、よっぽど価値があります。

少し前に私の住む岡山県の真備町で河川が氾濫して、大きな水害に見舞われたことがありました。災害の少ない県として安心していた私も、この災害をきっかけに「防災」に対する意識が大きく変わりました。

そこで、地域で開催された防災講演会に参加しました。阪神淡路大震災を経験された方がその経験を機に「防災士」となり、防災に関する意識向上を訴えていました。

講演会の内容は、一般的に言われている防災の知識とあまり変わらなかったのですが、印象に残っている言葉があります。

「よく聞け!殿方!!あんたは何があっても死んではならん。あなたが死んだら、残された家族はどうする?親族が助けてくれる?隣近所の人が助けてくれる?絶対、助けてくれるわけないよ。なぜなら自分たちのことで手一杯だから。だからあなたは何があっても生き残って家族を守らにゃいかん。生きるためにできる努力を怠るな!」

この言葉は胸に響きました。地震や自然災害が来れば仕方がないことだとなかば諦めていた私にとって衝撃的な言葉でした。そんな状況下でも生き残るためにできるあらゆる手を準備しておかなければいけないのだなと。

まずは死なないこと。これが何より重要です。

そのことが分かった上で、もし万が一のことがあった場合について考えましょう。

あなたは必ず死ぬ

今度は先ほどと正反対のことを言います。

生命保険の死亡保障を考える上で最も大切なことは、「あなたは死ぬ」という前提で考えることです。あなたが死なないのであるならば、生命保険に加入する必要はありません。ですから、「あなたは明日にでも死ぬ」と考えて、生命保険の中身である保障を考える必要があります。

この基本的なことをおろそかにしてしまうと、生命保険の中身や補償をいい加減にしか考えませんので、ご注意ください。

生命保険に入ると決めたのなら、死ぬことを前提に考えてください。

また、あなたが死ぬ時期も重要です。明日なのか、10年後なのか、30年後なのか。

あなたの家族にとって必要な資金は、年齢と状況に応じて変化します。あなたが死ぬ時期の想定についても考えておきましょう。出来ることなら、10年単位で必要な補償額を試算しておくことをお勧めします。

大きな分岐としては、あなたの結婚・出産・あなたの子供の高校や大学への進学、そして就職と思います。

育児真っ最中の時に死ぬのと、子供が自立してから死ぬのでは、かかる費用は大きく違います。

あなたが死んだ後に、ご家族にどんな暮らしをして欲しいか?

そして一番重要なポイントは、あなたが死んだ後に、あなた自身が残された家族にどんな暮らしを望んでいるかを明確にしてください。

人によって、この部分は考え方が異なりますので、あなたの思いで結構です。必要ならご家族と相談してください。

「死んだ後のことまで、知るか!後は好きにやれ。」という方もいるでしょう。

「今できることはこれだけだから、後は頑張ってくれ。」という方もいるでしょう。

「自分が生きていた時と変わらない暮らしをさせてあげたい。」という方もいるでしょう。

この部分の考え方は本当に人それぞれですので、他人のことは気にせず、あなた自身とご家族にご意見を聞いて決定してください。あなたの奥様が、「死んだものは仕方ないから、後のことは任せとけ!」というかもしれませんしね!

この考え方に基づき、残されたご家族が生きるための資金を準備しましょう。この考え方をあなた自身が決定することが、生命保険の基本設計となります。

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十分な補償体制を確立する方法

あなたのご家族にとって十分な補償体制を確立するには、まず先に述べた「あなたが死亡した後に残されたご家族にどんな暮らしをして欲しいか」を明確することが大切です。

私の場合は、以下の通りとなります。

  • 私が死んだことで、家族は精神的にも大きなダメージを受けるでしょうし、将来のことも不安になるでしょう。またこれ以上の苦労は掛けたくないので、少なくとも経済面は負担のないようにしてあげたい。
  • 子供が小さい間は育児に専念できるように働かなくても良いようにしてあげたい。
  • 子供たちが将来、社会にでるにあたって選択肢がなくならないように、十分な経済的な準備をしてあげたい。

ここで考えるべきことは、あなたの家族への「思い」だけでいいと思います。具体的に実現する方法については、後から考えましょう。

現在の保障を再確認

ここではまず、あなたが死亡した時に残るお金と受け取れるお金を確認します。

現在の生命保険の補償額の確認

まずは現在、加入している生命保険の保障内容を確認しましょう。そしてあなたが死んだときにご家族が受け取れるお金を確認しましょう。

多くの場合、入院保障やガン保険にも特約として加入していることも多いので、ここで合わせて確認しましょう。

あなたの保有している資産の確認

次に、あなたが加入している生命保険以外のあなたの資産を確認しましょう。貯蓄・積立・学資保険・その他の保険・確定拠出年金などです。あなたが死亡した時点で残るお金を全て拾い上げて、整理しておきましょう。

「遺族年金」の試算

あなたが死亡した場合、公的年金の「遺族年金」が受け取れます。その金額がいくらなのかを確認しましょう。

(日本年金機構 遺族基礎年金(受給条件・支給開始時期・計算方法)

(URL : https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/20150401-04.html

会社からのお金(退職金・見舞金)や健康保険組合からのお金の確認

あなたがサラリーマンであれば、会社からの退職金や見舞金が支払われると思います。健康保険組合からも同様のお金が支払われると思います。それらのお金を確認しておきましょう。大きな額になると考えられます。

これら①②③④の合計が、あなたが死んだ場合にご家族が受け取れるお金の全てとなります。

あなたが先ほど考えた「あなたが死んだ後に残されたご家族になって欲しい姿」が実現できるかを考えて頂き、足りないようなら、不足分を補充する作戦を考えましょう。

あなたが必要な死亡補償額を計算する。

ご家族が安心してあなたが死亡後に暮らせると考える金額に対して、不足するお金があるのなら、補填する方法を考える必要があります。

今回は「あなたが死亡して後も、ご家族が変わらない暮らしができる金額」を前提にお話しします。これは私の考えですが、これが死亡後の保障額を考える上では、基本的な考え方になると思っています。

前節ですでに説明した通り、サラリーマンの生涯平均年収が「2億6,220万円」です。あなたが生きていれば、大小あるでしょうが、同じくらい稼ぐでしょう。

すなわち、この金額はあなたが生きて定年するまでに稼ぐお金であり、あなたがご家族を養うために人生で稼ぐお金の合計です。

あなたが死亡後の保障額を考える上で、最も単純明快で筋の通った試算の仕方は、あなたが生涯で稼ぐお金「2億6,620万円」から、あなたが今まで稼いだ金額を引いたお金が、あなたが死んだ後に家族に必要な資金となる計算方法です。

現在の保障で不足する資金を算出する方法は、上記の計算金額からさらに、前節で説明した生命保険の死亡保障額とあなたの現在の保有している資産、さらに受け取れるお金(遺族年金及びその他の見舞金etc.)を引いた金額となります。

この計算は、計算した時が最高額になります。それは計算した日に死んだとする計算方法だからです。その後は年々、補償額は減っていきます。あなたが今まで稼いだ金額がどんどん上がるからです。

あなたの現時点で死亡した場合の必要な死亡保障額はいくらになりましたか?

不足する補償を補填する方法を考える。

不足するお金があるなら、その補填方法を考える必要があります。

ここでは、あなたのご家族が安心して暮らしていけるために必要な資金の補填方法について、ご紹介していきます。

生命保険の死亡保障額の増額

一番簡単な方法ですが、生命保険の補償額を上げるという方法があります。しかしながら、補償額を上げれば、当然ながら、月々の保険料も上がります。

ネットで簡単見積ができるようなので、試しに「アクサダイレクト生命」の保険シミュレーションで、試算してみると、私の年齢(38歳)ですと、以下のようになりました。

  • 死亡保障が3,000万円で7,510円/月
  • 死亡保障が5,000万円で12,250円/月
  • 死亡保障が1億円で24,450円/月

(アクサダイレクト生命 保険料シミュレーション)

(URL : https://www.axa-direct-life.co.jp/

この補償額と保険料は、死亡保障のみの金額であり、医療保険は含まれていません。私の加入している生命保険もそうですが、通常は、あらゆる場合を想定して、幅広い保障を確保するため、入院保障やガン・先進医療などの医療保険がセットとなっています。その医療保険の保険料も足されますので、保険料は通常、約2倍となります。

現在の家計の範囲で死亡保障額を上げようとするならば、医療保険の保障内容を下げる、又は、医療保険そのものをやめて、その保険料で死亡保障を上げるというのが、良い方法と思います。

やはり医療保険が欲しいという方は、そのままでも問題ないと思いますが、一度は現在加入している生命保険の死亡保障を大きくしてみる検討をしてみてはと思います。

または、会社etc.で付き合いや入社当時に言われるままに加入して、放置している生命保険がありませんか?

労働組合の生命保険や団体生命保険は、割安ですので、そちらで「死亡保障」だけを対象に増額するなり、新規加入するなりしてみてはどうかと思います。

複数の生命保険に加入しておく作戦です。年齢が上がり、そこまでの保障が必要なくなれば、解約すればよいと思います。

現在の生命保険に加え、死亡保障付きの積立を行う。

掛け捨ての生命保険とは別に、資産となりうる積立の保険を別途するという方があります。この方法は掛け捨てとは異なり、保険料として払った分は、一定期間は必要となりますが、最終的にはあなたの資産となりますので、掛け捨てよりは、良いかと思います。

やはり月々の保険料(この場合は積立額)は上がります。

不動産投資を通した家族への保障体制の確立

私のとった解決策となりますが、不動産投資を利用した家族への保障体制の確立です。

不動産投資でローンを組むにあたって加入する「団体信用生命保険」を利用する仕組みです。詳細は次項でお話しますが、加入者が死亡した際にその後の銀行ローンが免除されることになりますので、家賃をそのまま相続された配偶者が受け取れる仕組みです。

継続的な収入源となりますし、一時金としてお金が欲しい場合は、物件を売却すれば良いのです。

保険料は実質、家賃収入で賄われますので、ほとんどかかりません。不動産を購入して、ローンを組むわけですので、初期費用とローンの返済リスクを負うことになりますが、なかなか良い方法です。

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不動産投資が生命保険の代わりとなる仕組み

冒頭でもお話しましたが、不動産投資のために物件を購入する際は、多額の費用となるため、銀行の住宅ローンを利用するのが一般的です。ほとんどの場合、住宅ローンを利用する場合は、この「団体信用生命保険」への加入が条件となっています。

お金を貸す側である銀行が、不良債権が出ないようにするための一つの防衛手段と言えます。

「団体信用生命保険」とは、ローン加入者が死亡又は高度障害になってしまった際に、保険金で残りのローンが返済できるというものです。保険金額は、ローン加入者に万一のことがあった時点でのローン残高と同額になります。

一般的な保険とは異なり、支払われる保険金は徐々に減っていくということになりますね。保険料の支払方法については、ローンでお金を借りる際の金利を上乗せすることで、そこから支払っていく形がほとんどのため、我々がわざわざ支払うというよりも、すでにこの「団体信用生命保険」ありきで金利が設定され、そこから支払われていることになります。

この「団体信用生命保険」と不動産投資における家賃収入の仕組みを利用して、あなたのご家族の保障を拡充化することが、今回お伝えするメリットとなります。

さて不動産投資を開始後、あまり考えたくはない話ですが、あなたに万一の事があった時にどうなるかと言いますと、まずは、「団体信用生命保険」により、ローンの返済がなくなります。不動産運営は継続していますので、家賃は毎月入ってきます。

残された家族には、ローンの支払いのなくなった不動産が残るというわけです。

不動産はあなたの配偶者もしくは、ご子息に相続され、その際にはローンの返済がない状態ですので、家賃から経費のみを支払った残りが、全てご家族の手元に残ります。

家賃6万円なら、経費を1万円ひいたとしても、5万円/月は、収入となるわけです。

また大きなお金が必要な場合なら、不動産そのものを売却することで、得ることができますので、一時金の代わりとなります。

ご家族は、浮いたローンの月々のお金を受け取ることで、生活費とすることができますし、まとまったお金が欲しい時は、不動産を売却すればいいのです。

一時金として、物件を売却するか、継続して、家賃収入を得るかは、お子様の年齢に応じて、残されたご家族が選択すれば良い話です。

これは大きな保障と言えると思います。

私の場合、1Rマンション4件(資産価値7000万円程度)、ローンがなくなった場合、月々24万円程度のお金が入ることになりますので、僕が死んでも、嫁と子供二人は十分に生きていけることになります。

私の嫁は特に働く必要はなく、実家に引き上げてもらって、育児に専念してもらえば、問題なく生きていけます。

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不動産投資による補償体制の確立によるあなたの人生のメリットの検討

それでは、あなたにとってこの不動産投資を通しての保障体制の確立は、メリットがあるのかを確認していきましょう。

まずは、今、あなたが死んだときに、家族が不自由なく生きていける場合、このメリットはたいしてありません。

いや困るという方は、死亡時の保障体制を拡充する必要がありそうですね。

まずは、あなたが死んだときにご家族がどんな暮らしとなるか予想してみましょう。

共働きの方は、そこまで家計に大きな打撃はないかもしれません。死亡した方にかかっていた費用はなくなりますので、実家へ引き上げさせてもらうことで、対応は可能かもしれません。

専業主婦で子育て中の方は、いかがでしょう。収入源も失い、育児のため働くことも大きな制約がある場合、とてつもないピンチに見舞われます。経済的な対応を考える必要があります。

先に話した通り一時金は、あくまで一時金です。先に死亡保障として、3,000万円があったとしても「一時的な資金」です。このお金を利用して時間を作り、今後は配偶者が働いて一家を支えることになります。

できることなら、苦労がないように準備したいという方には不動産投資を通しての保障体制の確立は極めて有効です。なぜなら「継続的なお金」が半永久的に手に入る保障です。

当然ながら、その後、運用する必要はありますが、不動産投資の最大のリスクであるローンの返済はありませんので、どうとでもなります。そして、そのまま子供たちへその資産を繋いでいくことで、大きな資産と収入源となるでしょう。

通常の積立で確保するお金と不動産投資にかけるお金(保険料)を比較しても、その安さ(あなたが支払う保険料)は歴然です。先ほども話した通り、「団体信用生命保険」の保険料は、銀行ローンの金利に組み込まれているので、その保険料を支払うのは、住居人です。

ただし、裏を返せば、住居人を居続けさせることが、絶対条件となります。ここが唯一のリスクとなります。

ことこの生命保険の代わりになる点を考えた場合、不動産投資を利用したこの方法は、最強です。

「一時金」として物件の売却、「継続的な資金」としての家賃収入、ローンがなくなり、リスクがほとんどない状態での不動産経営、そして、その資産そのものが今後、あなたの家族を守る資産となるのです。

こうやって書いていると、「俺、早く死んだ方が家族は幸せでいいのかな?」とか思っちゃいますね(笑)。

死してなお、その思いを不動産に乗せて、家族を守り続ける。素敵な話ではないでしょうか?

そこまで考え、家族を守りたいという気持ち、単純にかっこいいと思います。

最後にみなさんに質問です。

大切に思う人から、「あなたが死んだとき、私たちはどうやって生きて行けばいいの?」と聞かれました。あなたは、なんと答えますか?

私には明確で具体的な答えがあります。

みなさんもより具体的で明確な答えが即座に言えるよう、どんな方法でも良いので、準備をしてはいかがでしょうか?

結婚式の時、こいつを死ぬまで守ると誓いませんでしたか?

家族を守るということを気持ちだけでなく、具体的な方法と計画をもって、実行してください。有言実行、言うだけではダメです。ちゃんと具体的にしめしましょう!

 

6.まとめ

・多くの一般家庭において、死亡時の十分な補償が整っていない。

・あなたが死亡した時のご家族にどんな暮らしをして欲しいかを明確にし、必要なお金を準備し

ましょう。

・不動産投資は、生命保険の代わりとしては、最強の手段です。

 

< 以上 >

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