不動産投資と他の投資との比較

不動産投資
不動産投資

こんにちは。

仕事(エンジニアとして工場勤務)のストレスによるメンタル不調を経験したことから、不動産投資をはじめたes-nakamuraです。

本ブログでは、私が実施していることもあり、築浅(比較的新しい中古)区分マンションにおける不動産投資に特化した内容となっていますが、他の投資も実施しています。資産構築の方法は、不動産投資だけではありません。他にも多くの方法があり、それぞれに特徴があります。

それぞれの投資方法にける特徴やリスクを理解した上で、あなたに合った方法で資産構築を進めていけばよいと思います。

今回のお話は、一般的な投資方法とその特徴を私の考えに基づいて、お伝えしていきます。

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一般的な投資の種類

世の中にはとても多くの投資方法があります。投資は文字通り、資金を投じて、利益をあげ、資産を増やしていくことが目的です。

ここでは、一般的によく知られている投資方法を仕組み・利益性・リスク・流動性の観点から、ご紹介していきます。

貯金・積立

皆さんも実施している方法と思います。

働いて稼いだお金を貯金や積立していくことで、資産を増やしていく方法です。リスクが少なく、最も安全な資産構築方法です。また、「流動性」が高いので、資金が必要な時にすぐに引き出して使用できることが最大の利点です。

問題点は、金利がとても低いため、ほとんど利益が発生しないことです。

一口に貯金といっても様々な種類や商品があります。

単純な普通預金への貯金は、自分自身で管理するため、自分の意志でいつでも貯金でき、いつでも引き出せます。しかしながら、あなたの意志力が何より重要で、甘えがでるとすぐになくなります。

私も何度も貯金を試みて、失敗しました(笑)。

一方で、「定期預金」という方法があります。

「強制的に」毎月積み立てを実施することで、あなたの意志とは関係なく、安定して積立を実施することができます。しかしながら、急遽、資金が必要になった時にすぐに引き出せないというデメリットがあります。(流動性が低い)

私の場合は、給与天引きで積立を実施しています。定期預金ではないため、強制力はなく、銀行にいけばいつでも引き出せます。私の意志とは関係なく、自動的に口座に振り込まれますので、半強制的な積立となると思います。

目的は生活予備費の確保です。

株式投資

みなさんも実施しているのではないかと思いますが、株式公開をしている企業に資金を出資し、株式を購入して、配当金を得る方法です。また、株価が値上がりすれば、売却益を得ることも可能です。

最近はインターネットにより、手軽に個人でできるようになっていることに加え、単元株(取引に必要な最低限の株数)が低くなっているので、少額からでも、始めやすくなっています。

また現在は「NISA」の活用により、120万円までの取引では、税金が免除されます。

流動性は、預金よりは低く、すぐに現金化して引き出せるわけではありませんが、売却完了後~3・4日程度で現金化可能と思います。ただし、株価によっては、損をしてしまう可能性があります。

リスクとしては、株価が下がることによる損失と出資している会社が倒産した時に資金を全て失う可能性があることです。しかしながら、購入した株式の分だけの損失のため、限定されています。生活費を使い込んだりしない限りは、大きなリスクとはなりません。(信用取引の場合は、無制限となり、リスクが高まります。)

「配当金を得る方法」と「売却益を得る方法」の2種類があるのが特徴です。

「配当金と得る方法」は、長期投資として利用でき、株式を長期に保有することで、年数回の配当を得ることが可能です。株価は上下しますが、配当金は業績連動となります。業績が悪化すれば、無配(配当がでない)となることもあります。

配当金だけでも、預金しているよりは圧倒的に利益の高い投資方法です。

「売却益を得る方法」は、購入した時の株価よりも高い値段で売却が出来た時に得られます。株価の予測がある程度読める方なら、大きな利益が見込めるかもしれません。

この株式投資はメンタル面の要素が強く、私も何度も失敗しています。

株価が上昇している時は、もっと上がるのではないかと持ちすぎて下落し、損失が出てしまうとか、下落してもまだ上がるのではと売るに売れず、損失を拡大してしまったりして、所定の利益をあげることがなかなかできませんでした。

最近はようやく落ち着いて取引ができるようになってきており、焦りや不安に囚われることも少なくなりました。

私の株式投資の利用方法は、大きく分けて2つあります。

一つ目が、会社の持株会(給与天引の積立)を毎月実施しています。会社の福利厚生の一環ですが、積み立てで株式を購入しています。

二つ目が、生活費で余ったお金や不動産投資の利益を利用して、自分の好きな会社の株式を購入しています。

投資信託

投資信託は様々な株式や債券をテーマに沿って組み合わせた商品を購入する方法です。中身の運用はプロのトレーダーにより、損失がでないように運用されています。

株式投資や債券を複数同時に実施していると思ったら良いと思います。

いつでも売却可能ですので、流動性は株式と同じです。また、リスクも購入した分だけの損失となりますので、株式と同じとなります。

プロが運用しているので、損失は出にくい点と手放しで放っておいていいので、楽です。多くの場合は利益がそのまま再投資されます。

私の場合は、子供の教育資金の積立に利用しています。児童手当で入金された額をそのまま投資信託で運用しています。

保険積立

保険を利用した積立の実施方法です。通常の積立に加え、保険の効果がつきますので、死亡時に保険金が獲得できます。掛け捨ての保険との違いは、解約時や満期の時に返戻金が得られるということです。

最大の利点は、死亡保障がセットとなっているという所です。

支払う保険金に応じて、死亡保障の額が決定します。

一方で、保険会社も利益が必要ですので、支払った保険料のうちから手数料を取られます。ほとんどの商品が運用していると思いますので、運用益の一部は保険会社に入ります。

リスクとしては、何年か保険金を支払わないと解約できない制約がつく点です。

原則として満期の時をターゲットにした積立商品がほとんどですので、ある程度保険金を支払わないと元本割れが起こり、損をします。

学資保険なら、お子さんが18歳の時、年金保険なら、あなたが定年した時に設定されます。

流動性については、いつでも解約可能ですが、損をするので、基本的にはしないと思いますので、すぐには現金化が難しいことになります。

死亡時の保険+強制力を持たせた積立が可能ということです。

私の場合は、子供の学資保険で利用しています。また不動産投資の利益を積み立てるのに利用していましたが、ある程度元がとれる期間となったため、払い済み保険としました。

FX(為替取引)・外貨預金

最近、とても流行りの投資方法です。

FXは「為替取引」のことで、通貨の価値の差を利用して利益を出す投資方法です。「外貨預金」とは、海外の通貨で預金をしておく投資方法です。

海外の通貨で預金をする利点としては、金利が挙げられます。

日本円は低金利ですが、発展途上国や景気のよい国は、金利が高くなります。日本で銀行に預けているよりも、利息が多くつくことが大きなメリットです。

もう一つがリスクヘッジです。日本円の価値が大幅に下落し、破産すれば、日本の紙幣では価値がなくなります。より安定した国の通貨を持っておくことで、このような事態を予防するという考え方です。

先日、テレビで放送していましたが、日本円は思っているほど、格付けが高いわけではないようです。国の借金は群を抜いて他の先進国よりも多いですからね。

一方で最近流行りのFXは、完全にマネーゲームです。為替の差を利用して儲ける方法と言えます。為替相場が読めれば、しっかり儲かるかもしれませんね。

流動性は高く、銀行に行けばいつでも日本円に交換できます。

リスクとしては、為替の交換タイミングで損失をする可能性があることと保有していた通貨の下落により、損をしてしまうことです。この場合も株式と同様に保有した金額のみが損失となるため、限定的です。

私は一時期、不動産投資の利益分の積立を外貨で実施していました。

債権

「債権」とはお金を貸すことです。債権を有するということは、貸したお金を返してもらう権利を持っているということです。

お金を貸せば、利息を払ってもらえますので、その利息が利益となります。

債券投資の多くは、国債・地方債(国や地方自治体にお金を貸す)や社債(特定の会社にお金を貸す)が一般的です。インターネットで募集していると思うので、興味があれば買ってみてください。

流動性は極めて悪く、期間が決まっているので、その間は現金化できません。部分的に帰ってくるものもありますが、基本的には帰ってこないのが一般的です。

国債の場合だと、5年国債や10年国債などがあります。

債権は安全性の高い投資方法です。国債に至っては、国が破産しない限りはお金が返ってきますので、最も安全なお金の置場かもしれません。

いろいろな国の国債があり、途上国などは信用が低いこともあり、高金利での貸し付けが可能です。

私の場合は、債券への投資はしていませんが、国に貢献できるので初めてもいいかなと思ったりもしています。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングもお金を貸して利息を得る投資方法です。お金を貸す相手が企業や個人の起業家なだけです。

昔はお金を融資するのは、銀行でしたが、今は、インターネットの普及により、個人から出資者を募って行うことも可能となってきました。クラウドファウンディングが有名ですね。

銀行よりも審査の敷居が低いのが特徴ですし、事業に共感してくれる人がいれば、それなりにお金が集まるのが特徴だと思います。

この方法も債権と同様に流動性は非常に低いですが、一定の利息が得られます。

リスクとしては、出資先の経営破綻があります。可能性は低いですが、起これば投じた資金を失うことになります。銀行はしっかりした審査基準を決めて、このようなリスクに対処していますが、ソーシャルレンディングの場合、個人での出資となりますので、その審査をするのはあなたです。

私も一回だけ少額で実施してみましたが、毎月利息を受け取れますし、四半期ごとにお金を部分的に返してくれるので、非常に安心できて良いなと感じました。

価値のある現物資産を保有しておく投資方法の一つです。世界中の人が認める価値あるものの代表が「金」ですね。

最近ではインターネットでも積立形式で簡単に購入ができるようで、取引がしやすくなっています。

流動性も株式と変わらないのではないかと思います。

リスクとしては、金の価格の下落により損をする可能性があることですが、人類歴史上価値が変わらず、世界の人を魅了し続けているので、安心して良いと思います。

金も相場が日々変化していますので、高くなった時に売却すれば利益が得られますが、どちらかというとリスク対策の意味合いが強いと思います。

近年の経済は、電子化が進んでおり、取引も現物がなくても成立してしまいます。一方で、サイバーテロの多発や情報セキュリティーの崩壊が起こると、貨幣の価値がなくなる可能性もあります。

そこで、現物資産に変えておくことで、資産を守る方法を考える必要があります。「金」や「不動産」はしっかりとした現物として価値のあるものです。今後の未来を予測した時、このような現物資産を保有しておくことは、大変に意味があると思います。

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どの投資方法が良いのか

いろいろな種類の投資方法をご紹介しましたが、では、どの方法が一番良いのかと言われると、どれも良い方法であるというのが回答となってしまいます。

おそらくどの方法でもうまく行っている人がいますし、失敗している人がいるからです。

私の意見ですが、目的に合わせて使い分ければ良いと思います。

  • 緊急時にすぐに使いたい時は、「貯蓄」
  • 将来、必ず必要になるお金は、「定期積立」「投資信託」
  • 教育資金なら、「保険積立」
  • 今後の収益の柱にしたいなら、「不動産」「株式」

あとは、あなたが好きな方法で資産構築を実施すれば、それで良いと思います。それにはまず、少額で良いので、どれもやってみるというのがお勧めです。

どの方法でも、しっかりと経験を積めば、ノウハウが分かってきますし、利益の上げ方も分かってきます。そうなれば、良い方向へ行くことは間違いありません。

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私が不動産投資を選択している理由

いろいろな投資方法をご紹介した上で、なぜ私が不動産投資を実施しているかについてお話したいと思います。

当時、何かしら資産構築方法を探していた私は本を読んだり、ネットを調べたりしていました。そこでたまたま新聞の広告に載っていたのが、不動産投資セミナーの案内でした。

とりあえず行ってみるかと単に聞きに行っただけです。その後、担当者様の熱心なアピールにほだされて、不動産投資を開始したという流れです。

なんとも情けない話ですが、実際はこんなものです。事前にどの投資が良いかを比較検討した上で実施した訳ではなく、どちらかというと流れで始めていますね(笑)。

契約してしまうと、大きな借入金が発生しますので、後には戻れませんから、それならちゃんと経営しようかと続けているのです。

私の場合は、大変良いご縁があり、大きな失敗はなく、今のところ運用できていますが、そうでなかったらと思うとゾっとしますね。。。

始めてみての感想となりますが、それなりに我が家の家計に貢献していますし、節税効果には正直驚いています。不動産投資を始めたことで、それまでは債務超過だった我が家の財務状況は、資産が黒字となりました。こんなやり方があるのだなと感心しました。

また、確定申告を通しての税に対する知識の向上、不動産経営ノウハウ、余力の出てきた資金を基にした新たな運用など、お金に関する知識も着実に向上しています。

私の性に合っていたのか、たまたま勢いで契約した結果、偶然そうなっているのかは、分かりませんが、これはこれで良いのではないかと思っています。

みなさんはぜひ、事前にしっかり勉強して、少しやってみて、どれがいいか決めてくださいね。

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自分なりの組み合わせの構築

上記に書いた内容を基にあなたの場合の資産構築方法を探して、自分なりの組み合わせを探してみてください。

周囲の人に相談するのは良い事ですが、相談された人は「これがいい!」と自身の経験を基にアドバイスをしてくれると思います。

私に聞けば、「不動産投資はなかなかいいよ。後は利益を株式などで運用しよう。」とアドバイスします。一方で、不動産投資に否定的な人に聞けば、「そんな危ないことはしてはいけない。必ず失敗して損をするよ。こうこつ働いて貯めよう。」と言うでしょう。

またファイナンシャルプランナーさんに相談しても、保険系に強いプランナーさんに聞けば、「保険商品」での資産構築を勧められますし、不動産系に強いプランナーさんは「不動産投資」での資産構築を勧められます。

みんな自身の経験と強みを生かして、あなたの問題を解決しようと試みてくれますが、それがあなたの望む形がどうかは別の問題です。

従って、あなたは様々な方のアドバイスを聞きながら、自分の財政状況に合わせて、あなたなりの資産構築方法を作る必要があります。

難しく考えなくても、将来必要なお金で確保しておかなければいけないと思う資金(守り)と将来のあなたにとってプラスとなる資産構築(攻め)とに分けて作っていきましょう。

< 以上 >

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