こんにちわ、es-nakamura(@NakamuraEs)です。
- 圧力鍋は使い方を誤れば、本当に爆発するのか?
もしそうなら、怖くて使いたくないと思っている方もいるのではないでしょうか。
圧力鍋が爆発することなど、まずありえません。
なぜなら料理をしている横で、圧力鍋が爆発したら、ほぼ確実に死にます。
そうなった人はいませんし、そんなものは販売できるはずがありません。
さらに少し屁理屈になりますが、圧力鍋は爆発するのではなく、「圧力の上がり過ぎによっておもりもしくは蓋が吹っ飛ぶ」というのが正しい表現です。
だから「爆発」はしないので、安心して欲しいと思います。
危険であることはかわりありませんが、「爆発」という表現は適切ではありませんし、無用な恐怖を感じてしまうと思います。
そんな必要以上に圧力鍋を恐れてしまっている方がいるのではないかと心配して、本記事を書いてみました。
この記事を書いている私は、アサヒ軽金属の「ゼロ活力鍋」を購入して8年使っています。
月に何度か週末に料理をしていますが、よく圧力鍋(ゼロ活力鍋)を利用しています。
ローストビーフ、なかなかええ出来映えじゃ。
圧力鍋感謝😊 pic.twitter.com/WAg1Mnl8qb— es-nakamura (@NakamuraEs) December 24, 2021
そこまで頻繁に利用しているわけではありませんが、私が使ってみて爆発してはいません(笑)。
圧力鍋が爆発することはない→おもりと蓋が吹っ飛ぶのみ
冒頭でお話ししましたが、圧力鍋が爆発することはまずありえませんので、ご安心ください。
そもそも料理をしている最中に真横で「爆発」が起これば、確実に死にます。
そんなことは、まずありえませんので、大丈夫です。
圧力鍋の危ない点は高圧で調理することにありますが、実際にありえるとすれば、以下の2つでしょう。
- 圧力が抜けてない状態で、おもりを外したせいで、おもりが吹っ飛ぶ。
- おもり部分の蒸気の抜け口が閉塞していて、圧力が上がり過ぎたために、蓋が吹き飛ぶ。
あり得るとするば、この2つの現象であると思います。
これを「爆発」と呼ぶなら、「爆発」に違いありませんが、少しオーバーな表現であると私は思います。
「爆発」と聞くと多くの方は、圧力鍋の破片が四方八方に飛び散り、炎と共に吹き荒れるイメージを持つのではないかと心配しています。
せいぜい「プチ爆発」ぐらいではないでしょうか。
私は幼いころ(30年程前)に、母親がおもりを吹っ飛ばしているのを見たことはあります(笑)。
ホントに怖かったです。
圧力鍋の「プチ爆発」が起こる状態とは?
圧力鍋の「プチ爆発」が起こる状態になるには、「蒸気の逃げ場がなくなること」が条件になります。
そもそも圧力鍋とは、圧力を調整する機能が備わった料理器具です。
その役割を果たすのが、シュシュシュシュ―といいながら回転するあの「おもり」です。
おもりを外すと、蒸気の抜け穴があると思います。
この蒸気の抜け穴から蒸気を逃がし、おもりの重さで一定の圧力にコントロールするのです。
蒸気の逃げ場がなくなる状態というのは、この蒸気の逃げ口が何らかの理由で閉塞してしまうから起こります。
この場合は圧力鍋の中の圧力は上がり続け、耐えきれなくなった蓋やおもりが吹っ飛ぶという現象に繋がっていきます。
または圧力がある状態で、不用意におもりを外したり、蓋が開いてしまった場合にも発生します。
「プチ爆発」が起こらないよう注意することは?
基本的に蒸気の逃げ口が確保できていれば問題ありません。
- 蒸気穴にゴミが詰まってないか。
- 禁止されている粘性の高い食材を入れていないか。
この2つが守れていれば、問題ありません。
そして、「圧力がある状態でおもりや蓋を開けないこと」が最低限の条件となります。
最近の圧力鍋は国の技術的な審査も厳しくなっており、安全対策が必須事項になっています。
- 圧力が上がり過ぎても蓋のパッキンの部分で圧力が逃げる構造になっている。
- 圧力がある状態では蓋が開かない仕組みになっている。
- 圧力の状態が分かるようになっている。
この3つの基準を満たしていないと売れないことになっていますので、まずは安心して使えると思います。
それでもプチ爆発が起きてしまう場合は、火をかけたままその場を離れたなどの原因が考えられますが、それは通常の鍋やフライパンを使用する場合でも守るべき最低限の意識ということになると思います。
圧力鍋の構造や安全基準に関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
【余談】圧力鍋爆弾ってあるじゃん?やっぱ爆発すんじゃないの?
これは完全に余談になりますが、マンガなどで「圧力鍋爆弾」というものがあるそうで、やっぱ圧力鍋はやばいんじゃないかと思う人もいるかもしれません。
「圧力鍋爆弾」は圧力鍋の中に爆弾を仕込んで、爆発させることで、威力を増しているだけです。
圧力鍋は高圧でも耐えられるため、爆発しても一瞬爆発のエネルギーをため込むことができ、そのため、威力をあげることができます。
また、圧力鍋が爆発することにより、鍋の破片をまき散らすことで、殺傷能力を上げることもできます。
圧力鍋が爆発するわけではないので勘違いしないでくださいね。
爆発するのは中に仕込まれている爆弾です。
反対に言えば、爆弾が爆発しても一瞬は耐えうる構造を有しているということです。
逆にすごい鍋なのです。
まとめ
圧力鍋は「爆発」するかもしれないと思い、なかなか購入に踏み切れないあなたのために、圧力鍋は爆発しないことを伝えてみました。
高圧で使用するため、危ないことに変わりはありませんが、「爆発」という表現は適切ではありません。
爆発はしませんので、安心して購入を検討ください。
基本的な使い方を誤らなければ、美味しい料理が作れますので、ぜひ検討してみてくださいね!
※ゼロ活力鍋に関する記事をまとめています。こちらも参考にしてください!
< 以上 >
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