同盟を守れ!大奮戦「ランテマリオ星域会戦」記録【銀河英雄伝説】

銀河英雄伝説
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こんにちわ、”しんや”です。

銀河英雄伝説の戦いの一つに「ランテマリオ星域会戦」という戦いがあります。

この記事にたどり着いたあなたは、「ランテマリオ星域会戦」について、もっと詳しく知りたい!とお考えなのではないでしょうか?

  • 艦隊規模・参加提督・勝敗・背景・戦闘経緯・活躍した人物・戦死した人物・エピソードはないか?

本記事では、このような銀河英雄伝説の戦いである「ランテマリオ星域会戦」に関する情報を整理して、お伝えするものです。

基本的には銀河英雄伝説の旧作アニメ(OVA版)をベースにまとめています。

ランテマリオ星域会戦は、アニメ第2期:第48話「双頭の蛇~ランテマリオの決戦」で描写されています。

この記事を読んでもらうことで、「ランテマリオ星域会戦」の全てを把握し、銀河英雄伝説の世界をもっと楽しめるようになると思います。

この記事を書いている私ですが、銀河英雄伝説のファンとなったきっかけは小学生の時にさかのぼります。

母がレンタルしていきたアニメを一緒に見たことで、ドはまりしました。

大人になっても5回ほど見返しています(笑)。

学びの多いアニメでもあり、現在の私の人生の指針となっています。

さて、では始めましょう。

なお、ランテマリオ星域会戦は2回おこなわれています。今回は第1次ランテマリオ星域会戦に関して記述します。第2次ランテマリオ星域会戦は「ロイエンタールの反乱による帝国同士の内乱」です。

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「ランテマリオ星域会戦」の見所

「双頭の蛇」の陣

ラインハルト(帝国軍)が採用した「双頭の蛇」の陣形が、この戦いでは最初に気になります。

5個艦隊が横一列に並び、攻撃をする陣形で敵が突出すれば両翼が半包囲するというものです。

名前がカッコイイこともありますが、ラインハルトが採用するところも良いですよね。

戦闘の経緯が細かく描写されている

このランテマリオ星域会戦は、戦闘の経緯が細かく描写されている点が特徴であるとも思います。

特に左翼のワーレン艦隊の描写は、随分と細かく分かり、戦闘の経緯がよく理解できます。

黒色槍騎兵艦隊(ビッテンフェルト)艦隊の破壊力

宇宙最強の艦隊「黒色槍騎兵艦隊(シュワルツ・ランツエンレイター)」の破壊力のすさまじさが一番よく分かる戦いだと思います。

恒星風を横切る形で突っ込んでいく黒色槍騎兵艦隊ですが、渡り切るポイントに集中砲火を浴びたにもかかわらず、それを跳ねのけ同盟軍艦隊を破壊します。

その威力たるやすさまじいものでした。

ビュコック元帥とチャン大将の覚悟

敗北を覚悟したビュコック元帥が自殺を図ろうとした時に、チェン大将が我々が戦犯とならなければ、若い世代のヤンにその責が回ってしまう。

我々は生きておかなかければなりません。と説得したシーンに胸を打たれましたね。

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「ランテマリオ星域会戦」の背景

帝国で起こった幼帝誘拐と同盟への亡命。銀河帝国正統政府の樹立と同盟の擁護により、ラインハルトに同盟領侵攻の大義名分を与えてしまう。(ラインハルトは全て知っていて利用した。)

これにより、同盟を占領するための「神々の黄昏(ラグナロック)作戦」が発動された。

帝国軍のフェザーン回廊からの同盟領侵攻により、その防衛にあたることから、ビュコックが布陣したことで開戦した。

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「ランテマリオ星域会戦」の概要

概要

場所 ランテマリオ星域(同盟領)
勝敗 帝国軍の勝利
戦力 帝国軍 同盟軍
第1陣=ラインハルト直営艦隊 第1艦隊(パエッタ中将)
第2陣=シュタインメッツ艦隊 第14艦隊(モートン中将)
第3陣=ミッターマイヤー艦隊 第15艦隊(カールセン中将)
第4陣=ミュラー艦隊
第5陣=ワーレン艦隊
予備兵力=ビッテンフェルト艦隊
予備兵力=ファーレンハイト艦隊
艦艇数 11万2700隻 3万2900隻
司令官 ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥 ビュコック元帥
オーベルシュタイン上級大将(参謀長) チュン・ウーチェン大将(参謀長)

帝国軍の戦略・戦術

戦略

同盟領の占領(ハイネセン占領)を最終的な戦略課題とし、防衛にあたる同盟艦隊を撃破すること。

戦術

数的優位を生かした「双頭の蛇」の陣形による包囲殲滅

※「双頭の蛇」とは、空想上の生き物で2つの頭を持つ蛇。どこを攻撃しても回りこまれ包囲される陣形。

同盟軍の戦略・戦術

戦略

帝国軍の撃退による同盟領の防衛を最終的な戦略上の課題とし、ランテマリオ星域で戦闘を実施。

イゼルローン要塞に駐留しているヤン艦隊との挟撃を計画。

戦術

「双頭の蛇」の陣に対し、包囲される前に中央突破し、分断した敵を各個撃破 → 失敗

恒星風を生かしたヤン艦隊が到着するまでの時間稼ぎ。

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「ランテマリオ星域会戦」の戦闘推移

  1. 同盟軍の一部が「疾風ウォルフ」の名前にビビり、攻撃命令前に勝手に砲撃(戦端が開かれる)。
  2. ミッターマイヤー艦隊に亀裂が生じる(同盟軍の一部が半狂乱となり大攻勢を展開)。
  3. 帝国軍(ミッターマイヤー艦隊)が陣形を立て直し、半包囲体制に入る(「双頭の蛇の陣」発動)。
  4. 左翼部隊であるワーレン艦隊が攻勢(同盟軍右翼艦隊に亀裂が生じるも修復→小集団での削り取りへ展開)。
  5. 予備兵力のファーレンハイト艦隊がワーレン艦隊のさらに外側へ展開。
  6. 恒星風の発生(ファーレンハイト艦隊は展開を断念)。
  7. 恒星風も利用して同盟軍が時間稼ぎに徹する(破損した艦艇の影からの攻撃・敵動力部の攻撃による浮遊)
  8. 帝国軍が予備兵力ビッテンフェルト艦隊を投入 → 恒星風を強引に横切り、同盟艦隊を撃破。
  9. 敗北を悟ったビュコック元帥が自殺を図るもチェン大将がとめる。
  10. ヤン艦隊が帝国軍後方に到着。同面軍はなんとか撤退。
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「ランテマリオ星域会戦」を通して思う人生の学び

国のピンチになって初めて同盟軍に人材が揃う。

同盟軍が初めて領内への帝国軍の侵入を許したことを受けて、今まで利権のことしか頭になかった国防委員長のアイランズが覚醒。

初心を思い出し、国のためにできることを考え、実行し始める。

また、士官学校の教官であったチェンも参謀長として司令部に召集される。

このチェンが帝国軍がフェザーン回廊から侵攻してきたことで、イゼルローン要塞の戦略上の意義を失っていることを見抜き、ヤンに自由に動いてよいという指令を出すことを提案している。

同盟の至宝であるヤンが初めて自由に裁量を奮う権限を手に入れたことになる。

今までなかった危機感が多くの人材をそろえるトリガーになるのだなとつくづく思った場面でした。

私が経験した人生でも、国の危機とまではいかないが、似た様なことを経験している気がします。

若い世代へバトンをつなぐための盾となるビュコックとチェンの覚悟

私が銀河英雄伝説の中で感動した場面の一つです。

敗北を悟って自殺を図ろうとするビュコックに、チェンが諭したやり取りです。

「これから話すことは非人道的な発言です。気を悪くされたら、その銃を私に向けてください。帝国軍が同盟を占領した際には戦犯を要求してくるでしょう。その際、責任をとるものがいなければ若い世代がその犠牲になるでしょう。閣下と私、ドーソンの3人もいれば十分でしょう。同盟の再興を考えれば、ヤン・ウェンリーなどにはまだ生きておいてもらわなければなりません。」

これに納得したビュコックは、自殺をやめるのです。まだこの老体が役に立つと言って。

若い世代のために盾になろうとする彼らに心を打たれます。

私もこんなことを言える年のとり方をしたいなと思った次第であります!

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まとめ

同盟軍の意地をみせた「ランテマリオ星域会戦」

戦闘自体は帝国軍の圧倒的な勝利に終わったものの、同盟軍も不利な立場から善戦した戦いでした。

ビュコック・チェンのコンビになってから、同盟軍の奮起はすさまじいものがあります。

また、ビュコックとチェンの熱い物語もあり、見どころ満載の会戦だった思います。

ぜひ、もう一度見て欲しいなと思う場面の一つです。

コミック版(藤崎版)では、国防委員長・アイランズの覚醒ぶりがすさまじく、おもしろおかしく書かれています!髪型まで変わってしまっているので、めちゃ面白いです。ぜひ読んで欲しい(笑)。

●コミック版(藤崎版)の解説はこちら!

●「ランテマリオ星域会戦」以外の銀英伝の会戦の解説はこちら!

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< 以上 >

 

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