元気にしているか?
Es-nakamura(@NakamuraEs)改めお父さんだ。
このブログはお父さんの子供である君たちに向けて書かれたお父さんが経験した人生のヒントとノウハウ集だ。
しっかり活用するといい。
今回は「子供との交渉術」だ。
- 子供が言うことをきかない。
- すぐに「おもちゃ」を欲しがって駄々をこねる。
このような悩みに対して、お父さんの経験からの考え方と対策を伝えようと思う。
子供が話し始めると君たちに「おねだり」をしてくるようになる。
「おもちゃが欲しい。」「お菓子が欲しい。」と欲しい物があれば、君達に買ってもらおうとおねだりをしてくる。
君たちが買わないと言うと、大きな声で泣きじゃくり、駄々をこねる。
これには手を焼かされることになるだろう。
頻発するおねだり
お父さんは君達に買って欲しいと言われると、すぐに買い与えてしまっていた(笑)。
君達が可愛すぎるのが悪いんだ(笑)。
可愛い声で、「おとーさん。おもちゃ買って欲しいな。」と言われれば、買わずにはいられなくなる。
お母さんの指示でダメだと伝えると、とても悲しい顔をして泣きじゃくる。
その泣く顔も可愛くて、ついつい買ってしまっていた。
いつもお母さんに怒られていたものだよ。
君達は賢くて、お母さんに言っても買ってもらえない事を知っていた。
だから、週末になるとお父さんの所にきて、お母さんに聞こえないようにお父さんに伝えていた。
家族全員で買い物に行く時も、お父さんと二人で探しに行くから、お母さんは来ないでと言ってたものだ(笑)。
お父さんもいつもいつも買ってあげる訳には行かなかったから、5回に1回くらいは断っていたかな。
「おねだり」を通しての子供とのコミュニケーション
さて、子供はなんとか欲しいものを手に入れたいとあの手この手を考え、君達に迫ってくる。
君達は予算の都合と子供がなんでも買ってもらえるとエスカレートしていくことを防止するために拒否する。
お父さんもこのままでは君達のためにならないと判断して、少し君隊のおねだりへの対策を考えた。
まずは、この君達おねだりを頭ごなしに否定しないこととした。
なぜなら、お父さん自身も君たちと同じことを大人になってもしているからだ(笑)。
飲み会に行きたい時にお母さんにお金をもらうため「おねだり」をしているし、欲しい物や食べたい物があれば、君達と同じようにお母さんに「おねだり」をしている。
君達と何も変わらないなと思ったからだ。
大人になるとお金を自分で稼ぐので、欲しいものがあれば予算の範囲を考慮して買うかどうかの判断をしている。
その点だけが子供と大人の違いだ。
従って、お金の教育を始めることにしたのだ。
次に、欲しい物があり、手に入れたいと思う事自体は悪い事ではないということを認識することにした。
欲しい物があるから、手に入れたいという欲求は、子供でも大人でも当然ある。
これらは自然の欲求であり、この欲求が夢や目標になることが往々にしてあるからだ。
それを理由もなく否定するのは良くないと考えたのだ。
君達が4歳ながら実践していたように、君達は欲しい物を手に入れるためにいろいろと考えて行動しようとしている。
「お母さんには言わずに、お父さんに言うという行動」も少しでも欲しい物を手に入れるために君達が自発的に考えた方法だ。
それ自体が良い教育となるとお父さんは思ったのだ。
子供とのこのようなやりとりそのものが子供の将来の交渉力であったり、プレゼン力の育成に役立つと考えた。
具体的な接し方
ここからは実践編となるが、考え方は理解できるもののいざ実践となると上手くいかない事が多い。
お父さんも人間なので感情を持っている。
正直面倒だし、疲れている時やストレスが高い時は煩わしく感じるものだ。
しかし、少し意識するだけでも子供の未来の状態は変わると思う。
少しその方法を伝授しておくので、良ければ実践してみて欲しい。
買い物を教育の機会に変換
すぐにおねだりを強制的に中断するのは、子供も混乱すると思うし、君達もストレスが溜まるだろう。
そこでまずは、買い物の時にお金のことや買い物の仕方を教える場にするといいだろう。
欲しい物を選ばせ、金額を確認させてみよう。
そして必要なお金は何円か、お金にはどんな種類があるかを実践的に教えてあげるといい。
レジも一緒にせずに、子供達の分だけレジに通すようにし、一人で買い物を完結できるように仕向けてあげるといい。
慣れてくれば、お金を渡して自由に買い物をさせてみるなど、ステップを上げていくといいだろう。
おねだりの時にプレゼンさせてみよう
子供がおねだりをしてきた時に、何も言わずに買ってあげたり、拒否するのではなく、しっかり話を聞いてみよう。
そして、いろいろと質問をしながら、コミュニケーションをとってみるといい。
- なぜ欲しいのか?
- どのくらい欲しいのか?
- それを買うとどんな気持ちになるのか?
- 君たちにとってどんな良い事があるのか?
- そのおもちゃでどうやって遊ぶつもりなのか?
- たくさん遊ぶか?
- 買ってあげるお父さんたちにとって良い事はあるか?
どんな回答が返ってくるだろうな。
とても面白い回答を連発してくれると思うぞ(笑)。
社会人になり仕事をするようになれば、おねだりの連発だ。
銀行の融資を受ける時、会社から予算を引っ張る時などに役立つはずだ。
ご褒美制
どの家庭でもしていることだと思うが、せっかくの機会なので、「ご褒美」として条件付けの提案をしてみよう。
子供が今取り組んでいることを達成できたら、買ってあげるという約束だ。
我が家の場合に実施したことは、いろいろあった気がする。
- 朝の顔洗いを1週間できたら。
- 夜ご飯を全部食べることを10回できたら。
- 歯磨きを自分でできるようになったら。
君達は約束を守ろうとする子たちだったので、かなり効果があったように思う。
この方法に関しては、良い悪いが議論になることがある。
目的がご褒美をもらうことになってしまうと、ご褒美がないと何もしなくなるという可能性がある点だ。
この点に関して、お父さんはさほど心配していない。
お父さんも含め、多くの大人は「ご褒美」がないと基本的に何もしない(笑)。
給料もご褒美だし、仕事で疲れたり、ストレスが溜まるとすぐに自分にご褒美を与えている。
子供と大人の大きな違いはご褒美を自分で設定する点だ。
だから、子供たちが自分からご褒美を設定して、モチベーションを自分で上げて、物事に取り組めるようになれば良いと思う。
先に話したプレゼンの練習を通して、子供から、「〇〇を頑張ろうと思うので、達成した時はこれを買って欲しい」と言ってくるようになれば、成功ではないかと思う。
買ったからにはとことん遊ぶ
買ったおもちゃはできるだけ長く遊ぶようにしよう。
そうすることで、買ったものに大きな価値がでる。
いろいろな遊び方を子供と考え、買ったからには擦り切れるまでおもちゃを使って遊んで欲しい。
作るという選択肢の提案
市販のおもちゃというものは、遊び方が限定されているものが多く、創意・工夫の幅が狭いため、すぐに飽きる。
レゴなどは工夫代が多いので、長く遊んでくれるが、他の物はもすぐに飽きるものが多い。
可能なら、「自分で作ってみる」という選択肢を子供に提案してみて欲しい。
市販のおもちゃのように綺麗にはできないが、自ら考え作るものは創造の幅が広がり、なにより製作する過程がとても成長に繋がる。
それに飽きずにいつまでも遊んでくれることが多い。
市販のおもちゃを参考にしながら、自分たちで作ってみるととても良い時間になると思う。
また市販のおもちゃを利用して、他のおもちゃと組み合わせて遊んだり、足りないものを自分で製作したりしてみるのも良いと思う。
本格的なお金の教育の開始
このレベルまでくれば、かなり本格的なお金の教育となってくる。
お金を得る方法を教えてあげるといい。
お父さんやお母さんがお金をどのようにして稼いでいるのかを教えてあげよう。
労働収入
一つ目が従業員として働いて給料をもらう方法。
これを教える方法は簡単だ。
子供達に家庭内の「お仕事」を与えながら、お小遣いをあげるようにすればよい。
労働の対価という仕組みが分かるようになるだろう。
事業収入
二つ目が自ら仕組みを考えてサービスを提供してお金を稼ぐ方法。
家庭内起業という形で最近は金融教育の一環として取り組んでいる家庭もある。
起業家意識を高めるには良い方法だと思う。
ここでのポイントは、自ら価値を創造させることだ。
そして、仕入れなどの経費や採算を一緒に教えるのが良いと思う。
ある家庭の事例(家庭内起業)
お父さんが見た記事では、家族にコーヒーを提供して利益を得るものがあった。
子供が欲しいものがあるとおねだりした時に、そのお父さんは最初に子供に事業の仕組みを授業料を払わせて講義をし、実際に子供にやらせたそうだ。
その子はその家庭内での小さな事業を成功させて、欲しい物を手に入れたそうだが、その事業そのものが楽しくなり、今では近所の人にまでサービスを展開するようになったようだ。
疲れたお父さんにマッサージを提供することもいいだろう。
お母さんの負担を減らすための料理店を開いてみるのもいいと思う。
君達の子供はどんな事業を考えるかな?
お金の教育を扱う上での注意事項
このような物欲やお金の絡むことは法律や倫理観をしっかりと教えておいた方がいい。
人の物をとる、盗む、万引きをするなど犯罪に関わる行為などの法律に触れる行為に関しては最初のうちにしっかりと教えておかないといけない。
あまり厳しくおねだりを拒絶しないようにしよう。
あまりに自分の要求が通らず、頭ごなしに否定されると上記のような違法行為に走りやすくなる。
注意しておくように。
まとめ
- 子供のおねだりを教育の機会と捉えて、プレゼン力を鍛えよう。
- 買い物を通してお金の仕組みや使い方を教えていこう。
- お金の稼ぎ方を給与と事業という視点から教えていこう。
- 法律や倫理観を必ず合わせて教えるようにしよう。
< 以上 >
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