不動産投資におけるリスク管理⑯(マナー違反住人リスク)

不動産投資
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さて、今回のテーマは「マナー違反住人リスク」だ。

このリスクは、経済的な損失は特にないが、少々起こると面倒な対応が必要となるものだ。

「マナー違反住人リスク」

  • モラルの低い住居人により、隣接の部屋に迷惑をかけたり、賃貸ルールを守らないetc.による不動産運営上、支障となるリスク。

放置しておくと、部屋を荒らされたり、隣接オーナーとの対立を生む可能性があるが、金銭的な被害はほとんどない。

少々、精神的な負担があるので、出来ることなら避けておきたいところだ。

「マナー違反住人リスク」に関しては、「入居時の審査」がポイントとなるが、基本的に対処をするのは、管理会社だから、そう心配することはない。

復習として読んでおけ!
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危険な状態の抽出と予測

「所有する物件に住んでいる方が、賃貸のルールを守らず、大騒ぎをしたり、部屋を荒らしたりすることで、隣接の住居人に迷惑をかける。また、家賃を支払わなかったり、部屋を破損させたりすることで、損失がでる。」

こういったタイプの人の入居を許してしまうと、少々面倒となる。

基本的にはほとんどの人が最低限のモラルを持ち合わせているが、中には社会性に欠けるやつがいる。

迷惑な話だな。。。

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マナー違反をする住居人の例

マナー違反をする可能性がある人はどんな人で、どのようなトラブルが発生するか、少し考えてみよう。

反社会勢力の人や犯罪者

事件や事故を引き起こしたり、金銭的な大きなトラブルに巻き込まれる可能性がある。

事故物件となれば、空室リスクが高まる。

また、近年の社会情勢もあり、もし発覚した場合に君たちの社会的な信用も落ちる可能性がある。

若年者(学生)

若いので遊びたい時期だし、社会に出ていないので、社会性が低い傾向がある。

友達と騒いだり、夜遅くまで遊ぶことも多いだろう。

隣接する住居人やオーナーとトラブルに発展するリスクが考えられる。

君たちはどうだったか分からないが、お父さんも大学生の時に一人暮らしをしていたが、よく友達と部屋で騒いでたよ。

隣の住人に迷惑をかけるほどではなかったが、まぁ遊びたい気持ちは理解できる(笑)。

収入が不安定な人

収入が不安定な人は家賃を滞納してしまうリスクを秘めている。

滞納する程度であるならば良いが、踏み倒したり、場合によっては夜逃げとなれば、少々被害が出る。

これはネット記事に乗っていた話だが、夜逃げetc.の場合、家具etc.所有者の持ち物に関しては、我々オーナーが勝手に処分できないそうだ。

一定期間どこかに保管するか、そのままにしておく必要があるそうだ。

これらの対応は我々が自腹を切ってする必要がある。

こういう人たちは、全体からみれば、ごく少数だが、一定割合はいる。

まあ、お父さんも学生の頃は金がなかったから、何度か家賃を滞納したがな(笑)。

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モラルのある住居人に住んでもらうための対策

このようなトラブルに巻き込まれないために、君たちができる対策を考えておこう。

①入居時審査の実施・確認

別のリスク対策で話したが、入居時審査を実施することと条件付けを管理会社と話をしておく良い。

管理会社はこういったリスクも考えているので、ほとんどの場合、上記のようなことが起こらないような審査を実施している。

念のため、どのような審査が実施されているか確認しておけ。

②賃貸の時のルールの明確化

基本的に住居人に向けて守るべきルールを示した規約がある。

その内容を確認しておくといいだろう。(住居人が守るか守らないかは別として。)

③クレームが入るようなら、管理会社へ相談

何か問題が発生しているような情報があれば、管理会社とすぐに相談するように。

基本的に住居人との直接的な対応は、管理会社が対応してくれる。

オーナーである君たちが直接何かをすることはない。

何かをしようとしたところで、管理会社の方がうまく対応できる。

管理会社と日頃からしっかりコミュニケーションをとり、よく連携しておくように。

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まとめ

  • マナー違反を起こす可能性がある人は、入居時審査で極力排除するようにしておこう。
  • トラブルが発生した場合は、管理会社が対応するので、特に君たちが何かすることはないので、安心しておけばいい。

< 以上 >

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