こんにちわ、”しんや”です。
この記事にたどり着いたあなたは銀河英雄伝説を見る中で、シュタインメッツ提督なる人物に興味を持ち、もっと深く知りたがっているのだと思います。
- 銀河委英雄伝説に登場する帝国軍の「カール・ロベルト・シュタインメッツ」提督について、もっと詳しく知りたい!
そんなあなたに「カール・ロベルト・シュタインメッツ」提督の戦歴・人物像を網羅的にまとめています。
復習するなり、他の見ていないエピソードを調べるなりして、銀英伝の世界をより深く楽しんで欲しいなと思います。
読み終わった後には「カール・ロベルト・シュタインメッツ」提督のファンの一人です!
私ですが、小学校の時に初めて銀河英雄伝説のOVA版を見て以来、大ファンになった人間です。
現在はアマゾンプライムで時間があれば何度も見返しています。
既に5回転くらいはしているかもしれませんね(笑)。
※本記事は銀河英雄伝説のOVA版アニメ(石黒版)を基に書いていますので、ノイエ版・コミック・小説と齟齬がでる場合があります。
「カール・ロベルト・シュタインメッツ」の戦歴
略歴年表
シュタインメッツ提督の略歴を年表形式でまとめています。
出来事 | 階級 |
ブリュンヒルト初代艦長 | 大佐 |
辺境星域勤務 | 大佐~中将 |
リップシュタット戦役でキルヒアイス軍と合流(中将大軍でラインハルト陣営に登用) | 中将 |
ラグナロック作戦(神々の黄昏)で第4陣を担当 | 大将 |
ライガール・トリプラ星域会戦でヤン艦隊に大敗 | |
ガンダルヴァ方面司令官としてウルヴァシーに駐屯 | 上級大将 |
レンネンカンプの死に伴い、同盟領高等弁務官代行 | |
ハイネセン制圧の主力艦隊として活躍 | |
初代大本営幕僚総監に就任 | |
回廊の戦いでラインハルトの旗艦を守って戦死。 | 元帥 |
三元帥の城(要塞)へ名を連ねる |
特徴的な出来事
ここでは、シュタインメッツ提督の登場シーンの中で特徴的な出来事をすこし詳しく解説します。
ブリュンヒルト初代艦長
シュタインメッツはラインハルト艦隊の旗艦・ブリュンヒルトの初代艦長です。
劇場版「我が征くは星の大海」で描かれていた、第4次ティアマト会戦の前哨戦となる惑星レグニッツア上空での遭遇戦でにおいて、ラインハルトの目に留まっています。
このとき、ラインハルトは「全艦、我につづけ!」と先陣をきって戦っていたのですが、そのせいで敵の砲火がブリュンヒルトに集中してしまい、被弾する恐れが生じました。
艦長であるシュタインメッツは、砲火が集中しているため艦を後退させることを進言しますが、ラインハルトは無用であると却下しようとしました。
「この艦の指揮権は艦長である私にあります。艦の位置に指示を出すのは、私の職務を権限を犯すものである。司令官閣下は艦隊司令官としての職務を全うしなさい。」
ー銀河英雄伝説 劇場版「我が征くは星の大海」の一場面より抜粋ー
と当時すでに大将であったラインハルトに物怖じせずに忠告したのです。
自身の職務に対する責任感と筋を通す胆力に驚きますね。
ライガール・トリプラ星域会戦でヤン艦隊に大敗
ラグナロック(神々の黄昏)作戦により同盟に侵攻中に起こった会戦。
ゲリラ的に攻撃を仕掛けるヤン艦隊を捜索中に最初に発見したのがシュタインメッツ艦隊であった。
シュタインメッツはすぐに本陣へ救援報告をするとともに、ヤン艦隊に攻撃を開始した。
ヤン艦隊はブラックホールを背後に密集隊形をとる形で布陣していたため、用兵のセオリーに従い、半包囲態勢で攻撃を開始。
しかし、その陣形を逆手にとられ、ヤン艦隊に正面突破・後方展開を許し、反対にブラックホールに追い込まれてしまう。
全滅必死であったが、ブラックホールを利用したスイングバイ航法という荒業で窮地を脱した。
艦隊は大損害を出し、大敗したが、「ヤン艦隊を発見した際に功名心に走らず本陣にすぐに救援要請をしたこと」や「スイングバイ航法による脱出」はラインハルトやヤンに称賛されている
◆スイングバイ航法とは天体の運動と重力を利用して宇宙船の運動ベクトルを変える航法。天体の周りを回ってから次の目的地に向かうといったことをするのは、スイングバイ航法の例になるのではないかと思います。
回廊の戦いでラインハルトを守って戦死
シュタインメッツ提督が戦死した戦い。
回廊の戦いにおいて、ヤン艦隊の策にはまりラインハルトの本隊に別動隊が迫る局面が生じた。
その際に防御のために盾になったのがシュタインメッツ艦隊。
このとき、ヤン艦隊の集中砲火を浴びてしまい、シュタインメッツは戦死します。
旗艦が被弾し下敷きになったシュタインメッツに副官が「閣下の脚は完全につぶれておりますぞー!」と言ったことに対し、「お前の報告はいつも性格で何度も助けられた。」と言っていたのが少し面白かった(笑)。
良い部下を持っていたのですね!
「カール・ロベルト・シュタインメッツ」の人物像
職務に対する高い責任感。上官へ忠告のできる人物
シュタインメッツは自らの職務に対する責任感が強く、上官に対しても物怖じせずに意見を言える芯があると思えます。
前述したブリュンヒルト艦長時代のエピソードが物語っていますね。
一流の用兵巧者であり、気骨のある人物
ラインハルトに登用されている時点で一流の用兵家であることは推測できます。
ライガール・トリプラ星域会戦でヤン艦隊に大敗した理由を僚友は用兵巧者ゆえにヤンの策にはまったと発言していることからも、同僚からも認められた存在だったと伺えます。
思い切りが良く、豪快な人物
- ヤン艦隊にブラックホールに追い込まれた際にスイングバイ航法を実行して被害を最小限に抑える。
- ハイネセンに弁務官代行として赴任する時に部下が暗殺を危惧して止めようとした際に、その時は私ごとハイネセンを吹き飛ばせば問題は全て解決する。
など、思い切りが良く、豪快な人物であることが分かります。
「カール・ロベルト・シュタインメッツ」から学ぶ生き様
シュタインメッツの生き方を見ていて一番すごいとおものが、「物怖じせず責任を全うする職務に対する信念と気概」だなと感じます。
現実世界において、私の働く組織や世の中の話を聞く限り、このようなタイプの人はなかなかいないようだ。
こういったタイプの人は上層部から疎まれるが、それをきちんと評価してくれるラインハルトのような人物も必ず組織にはいるはずです。
そういった人物こそが大きく出世していくのではないかと私は思うのです。そして、シュタインメッツのような人材を登用するのだと思います。
ゴマすりやイエスマンではダメであることを彼から学びたい。
まとめ
気骨ある用兵家「カール・ロベルト・シュタインメッツ」
銀河英雄伝説に登場する「カール・ロベルト・シュタインメッツ」提督について、戦歴や人物像をまとめてみました。
自分の職務に責任を持ち、時には上官であっても物怖じせずに意見できる芯のある人物でした。
最後は皇帝ラインハルトの盾となり戦死してしまいますが、その名前は後に建設する「三元帥の城」の一人として深く刻まれることになります。
彼のような「物怖じせず責任を全うする職務に対する信念と気概」をもって、実社会でも生きていきたいですね。
※そんなシュタインメッツ提督の活躍をリメイク版でさらに堪能することもできます。少し描写の違う銀英伝も見てみてくださいね!
●銀河英雄伝説のリメイク版の解説をした記事です!
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もっと深く銀英伝の世界を堪能してみてくださいね!
< 以上 >
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