日々、思い悩みながら生きているのかな?
es-nakamura(@NakamuraEs)改めお父さんだ。
このブログはお父さんの子供達である君たちに向けて書かれた人生をより良くするための指南書だ。好きに活用するといい。
今回はメンタルヘルスの話の第2弾だ。
別の記事において、メンタル不調になりやすい特徴は、人として、ビジネスマンとして素晴らしい資質であることを伝えた。
今回は、これらの資質を生かした人生に変換するためのヒントを伝えたい。
今回の話も完全にお父さんの経験に基づく個人的な見解なので、医学的な根拠は全くない。その点だけは許してくれ。
今、君たちがこのような環境や状態で苦しんでいるのなら、少しの後押しになると思う。
あなたを悩ませる高い資質
復習になるが、君たちのメンタルが不安定になる理由は、君たちが高い資質を持ってこの世に生を受け、やめればいいものをその資質を守り続けてきたせいだ。
ほとんどの人が、これらの資質をもって生まれながら、大人になるにつれて、いいところで折り合いをつけて、手放して行く中で、君たちは守り続けている。
素晴らしいことだ。
しかしながら、なぜここまで苦しい思いをしなければならないのか。
それは「君たちの持つその資質が高すぎるから」だ。
高過ぎる資質は制御が難しいのだ。
世の中の事象をみても、その事が分かると思う。
高性能な自動車であるF1の車は、その能力が高すぎるがゆえに運転(制御)が困難だ。
従って、ドライバーは運転技術を高めるために多くの訓練を行う。
飛行機や宇宙船もそうだと思う。一般の人が簡単に操縦できるような代物ではない。
それは、これらの乗り物の性能が高すぎる故に限られた訓練を積んだ人しか制御することができないからだ。場合によってはチームを組んで、複数の人でコントロールしていく。
君たちが持つその資質もこれと同じことだ。「資質が高すぎる故に制御がとても困難」なのだ。
何か人生の問題が生じた際に、ある程度の所で折り合いをつけて、終わらせようとしても、君たちの持つその資質がそれを許さない。
「求める状態にしろ!」とメンタルを防衛する機能を打ち破ってでも、君たちをけしかける。
メンタルを安定させて、ゆっくりと人生を送りたいと思っているのに、本当に迷惑な話だ。
高すぎる資質を制御する修行
さて、君たちの持つ高すぎる資質は制御が困難であることと制御するには訓練が必要であることを伝えた。
では、どうやって訓練をすればいいのか?
それは、飛行機の操縦訓練のように誰かに教えを乞う必要も意識的にトレーニングをする必要もない。
なぜなら、あなたは既にその訓練をしているからだ。
頼んでもいないのに、「お前はダメな人間だ。」「何もできない人間だ。」「心の弱い人間だ。」と四六時中、責められるているわけだ。こんな過酷な精神修業があると思うか?
それに真正面から必死に耐え、乗り越えようともがいている。
それを人から言われるでもなく、自ら進んで自分に課しているんだぜ?
しかも寝る間も惜しんで、食べ物がのどを通らなくなるほどにだ。もはや拷問としかいいようがない。
完全に僧侶が行う修行の域だ。こんなこと、普通の人にはできない(笑)。
お父さんが隣にいれば、きっとこう言うだろう。
「もういいから、十分だから。そこまでしなくていいから。」
この内容は経験者にしかわからない事かもしれないが、メンタル不調の症状が出ている人は、大真面目にこんなことをしている(笑)。
そうまでしないと制御できない資質が、君たちの持つ資質ということだ。
なぜなら、その資質をあなたが自由にコントロールできるようになれば、スーパーマンの誕生だからだ。
考えてみて欲しい。
そんなやついねーよ。と思うだろう?
でも君たちはそれを目指して、今、大真面目に修行をしているのだ(笑)。
これもおそらく自然の摂理だと思うのだが、高い資質を持っている人には、その資質を思う存分に発揮できるように、修行の場がちゃんと用意されているのだと思う。
よく「神様は、それを乗り越えられる人にしか試練を与えない。」と言うが、その通りなのだなと少し納得した部分がある。
前回書いたような資質を持っていない人は、試練そのものが必要ないのだ。
仮にその試練が平等に人に与えられたとしても、その試練から逃げるので、試練そのものにでくわさない。
君たちは好んで試練に出会いに行く。物好きだな(笑)。
試練は高い目標を掲げた人にのみ存在します。そしていつでもその試練から逃げることも可能だ。
逃げても誰も責めたりはしないしし、みんなそうなのだから、気に病むこともないにも関わらず、君たちは逃げない。
普通に考えれば、君たちが好んでその試練にぶち当たりに行っているとしか思えない。
故に君たちは、何でもできるようになるということだ。そのようにできているのだ。あがなってもしかたない。
この苦しみから抜け出す方法
しかしながら、こんな過酷な精神修業はご免こうむりたいと思うのが普通だ。お父さんだって嫌だ。
苦しいし、眠れないし、何をしても楽しくないし、美味しいご飯も食べられなくなり、しょっちゅう涙がでてくるのだから。
周囲にも心配をかけ、お父さんと一緒にいる家族もそれは楽しくないだろう。
この過酷な精神修業から抜け出すには少々コツがいる。
「諦めること」
この過酷な精神修業から抜け出す最も簡単な方法は、目の前の問題から「逃げる」ことだ。
「逃げる」ことが出来れば、この「精神修行」は終わる。前にも話したが、君たちに「修行」が必要なくなる。
しかしながら、君たちはこの「逃げる」ことがとても苦手だ。だから、この「精神修業を抜け出すこと」を「諦めて」欲しい。
高い資質を持ったあなたは潜在的にこのような過酷な状況を求めている。
これは生命としての本能を君たちが維持していることを意味している。生命は生き続けている限り、繁栄・進化しようとするのが本望だ。
進化には厳しい環境が必須だ。
君たちが好んで自分を厳しい環境下に置こうとするのは、この生命の進化の法則に忠実に従っているだけであり、成長を求めているからだ。
本能的に成長したいと願っているからなのだよ。君たちは種としても高い性質を持っているということになる。
なぜなら、100%出来ないことは、実現しようとしない。実現できると思っているから、過酷な精神修業をしようとするのだ。
さすがにお父さんも「太陽を西から昇らせてやろう!」「テレポーテションしてやろう!」とか思わない。無理だから。
そんなことのために苦しい修行に耐えようとは思わない。
君たちが好んで過酷な精神修業に向かうのは、その先に自分の望む状況や目標が達成できると思っているからなんだ。
苦しい思いをしたにも関わらず、何もないと分かっていることに進んでいく人はいない。故に君たちは実現できると思っているということだ。
他の人は、実現できると思っていないので、頑張らないし、苦しい思いもすることはない。
その結果、未来の状態はどうなるか?
君たちは望むものを手にし、そうでない人は何も手に入らない。
そのための修行なのだ。
以前、お母さんに言われたことがある。
あんたさー、話聞いてると、なんかメンタル不調になることを望んでない?やめてくれる?こっちは、すごく迷惑なんだから!
そ、そうだよな。。。いつも迷惑をかけてすみません。。。
過去の経緯を振り返ってみると、この修行を起点に大きな成長を遂げたり、視野や考え方の広がりが起こり、よりよい状態へ移行したことを体感したお父さんは、つらい状況を好んで引き寄せるようになっていた。
もちろん苦しい思いをするのは嫌だが、心穏やかな毎日が続くと「成長が止まっている!」という危機感が生じるようになるのだ。
そして不安定な状態(修行期間)がやってくると、「きた!きた!成長のチャンス!」と思うようになってしまっているようだった。
もう完全におかしな人だな(笑)。
ここまでなれとは言わないが、こういう考え方や心理状態に持っていけるようになれば、少しは楽になると思う。
それに何度も修行を繰り返せば、「軽傷」で「短期間」で答えを見つけて、安定した状態へ持っていけるようになっていく。
「無理に押さえつけない事」
メンタルが不安定になると、自信喪失状態になるので、「自分をダメな人間だ」、「能力のない人間だ」と勘違いしてしまう。
これは己の弱さを知る修行(人は弱さを知って強くなると言いますから!)なのかもしれませんが、その影響で君たちの持つ高い資質を無理に抑えようという意識が高まってしまう。
「もっといい加減になろう!」「大人なのだから、折り合いをつけないと!」「みんなのようにうまくやならないと!」と思いがちだが、このような考え方は君たちの持つ高い資質を損なう考え方だ。
このように思ったところで、君たちは結局できないのよ(笑)。
だから、無理に押さえつけないで、その高い資質を存分に発揮することを考えるのが正しい考え方だ。
周囲の人に合わせようとする君たちのその考え方が苦しい状況を生み出し、君たちの高い資質の発揮の場をなくしているのだ。
高い資質は、高いまま発揮すればいい。抑えてしまうなんて、もったいない!!
それが世のためだ。
君たちが抑えつけられているのは、君たちのような資質を持たない人の自己中心的な考えのものだ。それにより、君たちの高い資質が損なわれているだけの話だ。
心の底から思う、「無意味」だ。有益に使おう!
君たちに備わった自動制御装置
過酷な精神修業を抜け出すヒントとして、「苦しい修行を抜け出すことを諦めること」と「せっかくの高い資質を抑えないこと」を伝えた。
いやいやいや答えになってねーよ!
結局苦しい思いするじゃねーか!解決してねーよ!
それにどうやって、抑えないようにすればいいのよ?
そりゃそーなるね。みんなその答えを探しているのだから。
要するに、過酷な精神修業から抜け出す必要がないということだ。そして、高い資質を抑えないようにするには、使い方を学べば良いということだ。
ここで復習だが、過酷な精神修業(不安定な状態)は、あなたがその高い資質をコントロールするためにあるものだった。
では実際にコントロールするとは、どういうことか?
この正しい目的のために正しく使うことができていないから、メンタル不調=精神修業が始まる。
図で表すと分かりやすくなる。
君たちの実現したいこと・理想の状態が上向きのベクトルとしよう。そして、実際に君たちがしている行動とそれに伴う結果がズレていたとしよう。例は45度ずれています。
この場合、君たちが実現したいと思っている方向へ働く力は、半分となる。そして、自分の思うように出来ていないので、その開きが「ストレス」となって現れ、君たちのメンタル不調の原因となる。
このズレが少なければ、君たちの実現したいことに多くの力が使え、ズレ幅も少ないので、メンタル不調の振れ幅も少なくなる。
このズレが大きくなると、君たちの実現したいことに注いでいる力は少なくなり、メンタル不調の振れ幅も大きくなり、不安定になっていく。
そして90度よりも大きな角度になってしまうと、どうなるか?
君たちの求めている方向とは反対向きに力が働いていしまう。この状態は君たちにとって最悪の状態だ。
このまま進めば、反対方向に行くので、これ以上行かせないように、止めるのだ。
メンタル不調を大きくし、眠れなくし、食事もとらせなくし、意欲を削ぎ、体そのものを物理的に何もできない状態に移行させる。
そして、身体の機能を止めた上で、修行を開始させるわけだ。より自分と向き合えるように他のことをさせなくするのだよ。
この修行期間を通して、君たちを正しい方向へと軌道修正させるのだ。ここで、君たちは進むべき本来の目的地とその方向を再確認することになる。
目的地と方向が定まったことを確認すると、君たちの心身は君たちを動けるようにします。
分かるか…?
君たちには、この「君たちが本来望んでいることを達成するための自動制御装置」が備わっていることになる。
誰にも備わっているわけではない。高い資質を持った君たちにしか備わっていない特別機能だ。
そして、君たちをより良い未来へと導く最高の自動制御装置だ。この装置があるおかげで君たちは、君たちの望む未来を歩むことが可能となる。
超便利やん!!
本来なら誰もが欲しがるめっちゃくちゃ便利な機能だ。
なぜ君たちにはこの機能があるのに、他の人はないのか?
また図を見て欲しい。
君たちは責任感が強く、完璧主義で仕事熱心だった。与えられた責務を果たそうと無意識にがんばってしまう。
故に、上向きの「あなたが求める理想の状態」のベクトルがしっかりと固定され、ブレないのだ。
一方で、無責任でいい加減な人の場合はどうだろうか?
目標やビジョンはなく、達成しようという思いもないため、この上向きのベクトルは固定されておらず、グルグル回ってしまう。
誰かが、あっちだと言えば向きがそっちになり、面倒で苦しいことが発生すれば、そこから「逃げる」ので、ベクトルは簡単に向きが変わってしまう。
故にベクトルが一致するため、メンタル不調は長期間続くことがないのだ。
その代わり、自分が実現したいと思うことは実現せず、他の人や周囲の思う方向へ流されていく。
君たちはどっちがいい?
お父さんは、前者の方が良いと思う。大きなメンタル不調は発生するが、自分が実現したい状態を高い確率で実現できるからだ。
現にお父さんは欲しいと思ったものをほとんど手に入れている(笑)。
お父さんは何度もこのループを経験したが、心身が疲弊し、気力が失った状態から、また一歩を踏み出そうかと勇気が湧いてくる時は決まって、何かを見つけた時だ。
修行期間に入ると、メンタルはボロボロだ。疲れ切り、もう駄目だと何度も思う。お父さんの場合はきまって「子供と妻」が助けてくれる。
ある時、ぼろぼろになりながら、ぼーっとしていると長男君が何も言わずに、お父さんの膝の上に乗り、そこから動かなくなった。
もう寝る時間だからと、布団に寝かせようとしても、頑なに動こうとしないのだ。君はお父さんの側にいようとしたのだ。
何も言わずに、側にいる。
まるで、お父さんに「僕がいるから、大丈夫だよ。」と言われているような感覚にとらわれた。
またある時は、へとへとで遅く帰ってきたお父さんが風呂に入っている間に、お母さんが君たちを寝かせようとしていたのだが、お父さんが疲れているから、「お疲れさま」を言うから、起きて待ってると眠いのに待っていた。
そしてお父さんに、「いつもお仕事おつかれさま。ありがとう。」と言うと、次の瞬間に寝てしまったのだ。
そんな時、心の底から満たされ、ボロボロになりながらも頑張る「本当の目的」を取り戻す。復活の瞬間だ!
本来の目的を再認識したお父さんは、もはや無敵だ。体の底からふつふつとエネルギーが湧いてくる。
本来の目的を取り戻し、冷静に考えられるようになれば、何がズレていたかなど、すぐに分かる。
お父さんの場合は、君たちやお母さんを含む「家族」を幸せにすることが、求める本当の目的なのだと思う。
従って、そこからズレて、家族よりも、会社の利益や家族でない人たちの利益を優先させてしまうと不安定になるのだ。
「資質の使い方を間違っているぞ!」と私の心身が警告をしてくれるのだ。
では実際に、どうすればズレが生じず安定したメンタルの状態になるのか?
まずは制約を外して、君たちがしたいこと、実現したいこと、大事に思っていることを確認して欲しい。まずはここからだ。
そして、ズレが生じる原因をみつけよう。
そうすることで、安定する。あなたのメンタルが安定する方向へ選択をしていけばいい。
子供との時間をもっととりたいと思っているのに、仕事で遅く帰ってきたり、一人で携帯をいじったり、仲間と飲みに出ていたりしていると「思い」と「行動」が一致してない。
だから、ここを一致させればいい。
ズレてくるとまた不安定になってくる。そしたら、ズレてきた!と思って軌道修正をしていこう。君たちの高い資質は君たちの実現したい状態へこのようにあなたを導いていく。
従って、過酷な修行は、ズレが起こると必ずやってくるため、修行から抜け出すことを諦めた方が良いのだ。
そして、このズレによる修行期間こそが、ズレを修正し、目的の方向へ舵をきることを可能にしていくのだ。
「君たちが本来の目的のために、その高い資質を使うこと」。
これがメンタルを安定させ、過酷な修行期間を抜ける方法だ。
君たちが本来の目的のためにその資質を使えば、君たちを含めた周囲の人たちは、とても幸せになる。
君たちの出来ることが増え、影響力が増せば、さらにその人たちは増えていくことになる。そうすることが、最も良いことなのだ。
だから、君たちにはそれが実現可能な資質「GIFT」が授けられているのだ。
どうだ? とても良い機能だろう?
こんな素敵な能力を授かっている君たちは、とても幸運な人なのだ。
< 以上 >
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