こんにちわ。
過去にメンタル不調で休職経験のあるサラリーマンes-nakamura(@NakamuraEs)です。
【この記事を書いた人】
社会人になってメンタル不調を経験して以降、たびたび気分の波に翻弄され、なかなか安定しませんでした。
メンタルが不調になった時の気分は絶望的です。
「他の人はあんなに元気に楽しそうに生きているのに、なぜ俺ばかり、こんな苦しい思いをしなければならないのか?」
「他の人はなぜストレスが多い同じ職場にいながら、俺のように不安定にならないのか?」
こんな悩みを毎日、毎日抱えながら生きていました。
こういう時にはよく本を読むのですが、その中でおすすめの本を発見をしましたので、紹介しておきます。
【この本をぜひ読んで欲しい人】
この本を読むことで、
- ストレスフリーとはどのような状態を指すのか。
- ストレスを緩和するための具体的な行動
- ストレスが緩和され楽しめるようになる日常
が学べます。
私がこの本を勧める大きな理由は、大きくは2つです。
「学術的な事実とそれから日々の生活に具体的に落とし込むための行動項目が明確に示されていること」
「あらゆる人生の局面において場合分けされた行動項目が示されていること」
私自身もこの本を読んでいくつかの行動を取り入れましたが、効果があるものがありました。
今では昔ほどメンタルがブレることはなくなりました。
私のように苦しんでいる人にぜひ読んで頂き、そして日々の生活に取り入れることで、ストレスを少なくしてもらい、家族や友人と楽しい毎日を過ごして欲しいと思います。
この本を読んでもらうことで、あなたの日々のストレスや未来に感じる不安が軽減され、少しだけ楽しく充実した毎日がくることを願っています。
「ストレスフリー超大全」に出会ったきっかけ
私は気分転換に本屋でぶらぶらすることが大好きです。
本を眺めていると知的好奇心が刺激され、わくわくしてきます。
本屋でぶらぶらすることも私にはストレス発散方法なのかもしれません。
この本を手に取った時もおそらく気分の変調が大きく、メンタルが少しやられていた時期だと思います。
でないとわざわざこのような本は買いませんよね。
この本に決めた一番の理由は「ストレスフリー超大全」という題名にひかれたからだと思います。
この世のあらゆるストレスの問題を解決してくれそうな、そんな印象を受けました。
私の略歴(メンタル不調との闘い)
私は大学院を卒業して一部上場企業へ就職しましたが、入社3年目でメンタル不調で会社に行けなくなりました。
休職を2回繰り返し、復職してからも自分のメンタル・気分のブレとの闘いの日々です。
安定したメンタルを得ることは、私自身の人生の課題と言っても過言ではありません。
そんな私なので、メンタルが不調になり始めるとそこから抜け出す方法を探すためにいろいろな本を読むわけです(笑)。
そんな中で出会った本がこの「ストレスフリー超大全」であったわけです。
探し続けるメンタルが安定する答え
さきほども書いた通り、メンタルを安定させることは私の人生の課題です。
もはや探し続けることそれ自体が人生であるように思っています(笑)。
この「ストレスフリー超大全」はそんな私の人生の課題のいくつかの問題を解決してくれたと思います。
「ストレスフリー超大全」の要約・内容
「ストレスフリー超大全」(樺沢紫苑氏)の考え方
本書を読んだ中で私が感じたこの本の(というか、樺沢紫苑氏の)ストレスやその防衛に対する基本的な考え方を書いておきます。
ストレスフリー状態の定義
本書ではストレスフリー状態の定義として、「昼間にバリバリと働いてストレスがあっても夜にリセットして解消できている状態」としています。
日々のストレスを0にすることではないことを知っておきましょう。
これを知っておくだけでも、効果があります。
悩みの90%には解決策が容易されている
割とハッとさせられた記述です。
あなたが抱えている悩みはあなた以外の多くの人も同じく抱えている悩みです。
したがって、多くの人がその解決策を提示していくれているのです。
インターネットが普及し、情報があふれている昨今、検索すれば解決策は既にあるのです。
しかしながら、似たような悩みを解決できないのは、視野が狭くなり調べる余裕がないことと調べても実践しないことが原因です。
既に答えのある問題をいかに日常の生活の中に取り込んでいくかという視点で本書は書かれています。
「インプット」「アウトプット」「フィードバック」のサイクル
悩みや不安を解決する方法として、本書では問題解決のサイクルを提案してくれています。
- 「インプット」(解決策を調べること)
- 「アウトプット」(解決策をToDoとして実践していみること)
- 「フィードバック」(実践した結果を確認して次の対策を考えること)
この3つの要素をサイクルとして回すことで、不安や悩みをなくし、ストレスとなる原因を排除してくのです。
「ストレスフリー超大全」の特徴
この本の良いところをいくつか挙げておきます。
「ファクト」と「ToDo」
1つの問題に対して、医学的事実(ファクト)とそれを基にした今からできる実行項目(ToDo)とを関連付けて書いてくれています。
この本はかなり実践面に重きを置いた本になっていると思います。
日常に取り入れることができるレベルまで落とし込んでくれているのが、この本の良いところです。
人生のあらゆるケースにおいて準備されている
この本の「目次」を示します。
- 【序章】全てのベースとなる「解決法」(ストレスフリーの基本)
- 【1章】他人ではなく自分を変える(人間関係)
- 【2章】「仲間」と「家族」が活力になる(プライベート)
- 【3章】「天職」を求め、「やらされ仕事」から抜け出す(仕事)
- 【4章】「疲れない身体」を手に入れる(健康)
- 【5章】心を整え、「新しい自分」にアップデートする(メンタル)
- 【6章】精神科医がたどり着いた「とっておきの考え方」(生き方)
おわかりいただけると思いますが、人生の主となるあらゆる局面における対処法が準備されています。
人生において1冊もっておいても損にはならないと思います。
関連書籍がとても多く掲載されている
各節ごとに必ず関連書籍や筆者がお勧めする本が掲載されています。
なかには映画なんかもあります。
もっと深く知りたい方は、これらの関連書籍を読むともっと理解が進むと思います。
昔からある名著から、最近の本までさまざまで本当に参考になると思います。
「ストレスフリー超大全」を書いた人(樺沢紫苑氏)
樺沢紫苑氏とは誰か?
この本を書いた樺沢紫苑氏について少し触れておきます。
- 精神科医であり、作家であり、Youtuberである方です。
- もともとは臨床医として医学に従事していたようですが、そこで多くの自殺者を見てきたことから、「情報発信と通してメンタル疾患・自殺を予防する」というビジョンを掲げ、様々なメディアで精神科医の知識を生かして情報発信をされている方です。
- メンタル疾患予防を通り越し、それを実現するための問題解決手法を提案されている方ですね。
樺沢紫苑氏の主要な著書
・「学びを結果に変えるアウトプット大全」(70万部の大ベストセラー)
・「学び効率が最大化するインプット大全」
・「読んだら忘れない読書術」
・「神・時間術」
樺沢紫苑氏のメディア
Twitter → @kabasawa
You tubeチャンネル → 「樺チャンネル」
「ストレスフリー超大全」を読んで学べる事
究極のうつ病予防法
この本の記述でハッと気づかされたことがあります。
「毎日7時間、ぐっすり眠っていますが、うつ病です。」
「週2回ジムに通っていますが、うつ病です。」
そんな患者さんに私は出会ったことはありません。
出典:「ストレスフリー超大全」p.32-33
「確かに。。。」と思い、少し笑ってしまいました。
「睡眠」と「運動」が精神面にとても良い影響を与えることはよく知られていることです。
裏を返せば、「毎日7時間ぐっすり眠って、週2回ジムに通えば、うつ病にはならない」ということです。
メンタルが不調になれば気力を失うので運動は出来なくなり、頭の中がグルグルしてしまうので眠れなくなりますが、反対にそういう時こそ「運動」と「睡眠」が大切なのだと思いましたし、習慣としておけば予防できるなと思いました。
行動することが大事
「悩み」を「ToDo」に置き換える
出典:「ストレスフリー超大全」p.25
著者には「悩み」がないそうです。それは「悩み」を「ToDo」に置き換えてしまうので、「悩み」ではなくなり、「まだ実行できていないToDoがあるだけ」という状態にするからだそうです。
確かに悩んでいるだけで問題が解決することはまずありえませんもんね。しかも自分の内面的な話ですから。
こうやって悩みを解消することができるのです。
今度はToDoが多すぎて実行できないという悩みが出てきそうですが。。。(笑)
ストレスフリーとなる考え方と技術
これは全般的に言えることですが、ストレスフリー(緩和)となるための考え方と技術(受け流し方や対処法)が日常のあらゆる局面全てにおいて得られると思います。
おそらく、この本を真面目に実践すれば、日常の問題は全て解決すると思います。
私の体験と実践して効果のあったToDo
日記を書く
「3行ポジティブ日記を書く」
出典:「ストレスフリー超大全」p.250
個人的にこれはかなり効果のある方法でした。
メンタルが不調な時は決まって物事をネガティブにとらえてしまいます。
無理やりポジティブに考えようとしても無理だし、ただ強引に自分に言い聞かせてるだけなので、焦りになります。
この3行ポジティブ日記を書いて1週間ほどたつと、自然に日常の出来事や物事の良い面を見るようになり、心が安定してきます。
感謝の気持ちも増幅し、フラットな状態に戻るばかりでなく、さらに良い状態へ私をいざなってくれます。
良い手法です。
SNSを始める
自己洞察力を鍛えるトレーニングとして日記を書くことがおすすめ。さらに効果を高めるためにSNSに投稿することが良い。他人が見る、他人に批判されるかもしれない緊張感があなたを真剣にし、アウトプットの効果を高める。
出典:「ストレスフリー超大全」p.51
実は私がtwitterを始めたのは、この文を読んだからです。
人の意見に流されず、自分の主張を持ち発信するためためのトレーニングとして、今でも継続しています。
リアクションがあれば嬉しいですし、批判などはほとんどありませんよ。
実は別で読んだ本で同じようにSNSで発信することが重要と言われていた本がありました。
本書(p.299)でも紹介されている『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(武田友紀)という本です。
私のレビュー記事を書いているので、時間があれば読んでみてください。
ペルソナを「堂々と」使い分ける
私は小さいころから裏表のない人が良い人間と教えられてきたせいで、本音と建前の使い分けが苦手で、正直に生きることを良しとしてきました。
いつも本当の自分でなければならないという固定観念で生きてきたせいで、苦しい思いをすることが多かったように思います。
「ペルソナを使い分ける」「理想の自分を演じる」
出典:「ストレスフリー超大全」p.81-82
この本で読んだこの言葉がすごく自分の中で納得できて、「意識的に」ペルソナを使い分けるようになりました。
「仕事用」「職場の人用」のペルソナをかぶり、出社することでストレスを軽減させたのです。
仕事では全てその仮面(ペルソナ)がストレスや悪意をガードし、それを外せば一緒になくなるというイメージですかね。
かなり精神的に楽になりましたよ!
まとめ
ここに私が書いたのはほんの一部です。
他にも多くの実践的な方法が記載されています。
私個人として全てチャレンジしたいと思っていますが、全ては無理なのでできる範囲で実践しています。
しかしながら、メンタルが安定して調子が良くなれば、いつのまにか忘れてしまい、継続できていないことも多いです。
できることなら、人生のバイブルとして、手元に置いておき、定期的に読んで欲しいと思う1冊です。
本書の効果的な使い方として2つのことをあなたにお願いして、おしまいにしたいと思います。
- できることからやってみる。
- 問題(ストレッサー)にぶち当たった時に対策・対処法を調べ、実践する意識をもつ。
この本を通して、あなたの心が安定して充実した日々を送れることを願っています。
< 以上 >
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