(2022年5月3日に更新しました)
こんにちわ、es-nakamura(@NakamuraEs)です。
今回は、不労所得を得ることへの罪悪感や投資に対する恐怖心について話したいと思います。
なぜこんな記事を書くかというと、このことにずっと私自身が悩まされ続けていたからです。
- 汗水垂らして働いたお金でないとやはりお金の重みが違う気がする。
- 周りの人はあまりしてないことだから、怖い。
- 金持ちしかしないイメージだし、何か嫌な感じがする。
こういった漠然とした悩みや不安を感じた時に読んで欲しい記事です。
幼少期からの教育や周囲の人から言われることが、これ程までに自分自身の考え方や行動に影響しているのだなとしみじみ感じています。
小さな時から親に「会社に勤めて働くことが最善」「投資などはあぶく銭であり、肉体労働で働いたお金こそ価値がある」と教えられてきた私は、投資をすることがとても怖いものであり、してはいけないものという意識が強く残っていました。
不労所得を得ることへの罪悪感や投資への恐怖心を克服する方法は、適切に「自分自身を教育しなおすこと」と「経験を積むこと」しか方法がありません。
マインド的な話になりますが、私の経験と考えの変化について、伝えておきたいと思います。
「不労所得を得ることへの罪悪感」が発生する理由
現在の親世代の認識と学校教育
あなたが「不労所得を得ることに対する罪悪感」を持っているとしたら、その原因は親や学校教育の仕方のせいです。
あなたのせいではありません。
あなたの親世代は「会社に入って定年まで勤めあげること」が最も安全で正しい収入を得る方法であったため、その方法をあなたに教えているだけです。
今でも正攻法に変わりはありませんが、昔とは事情が変わってきており、会社に入って働いていれさえすれば、お金に苦労しないというこは、ありえないでしょう。
また、現在の学校教育も基本的には企業で役に立つ人材を教育することを中心としているため、投資に対する教育やお金の取り扱いに関する教育はしていないのが現状です。
これらのお金の知識は、あなた自身が学ぶ必要があります。
私の体験談(受けてきた教育)
幼少期より、「企業に勤めて働くことが当たり前」であるという教育を受けてきた私は、将来に向けた資産形成や投資、そして不労所得を得ることに大きな罪悪感を持っていました。
私の父は、「働き始めると『利殖』についても考えないといけないよ。」といわゆる投資の必要性について、口頭で一度話してくれたことはありましたが、母がそのそばから、そんなことはしなくていいと否定していました。
母の考えは、「汗水たらして働いて得たお金こそが本当のお金である」という考えでした。
そうすればお金の価値が分かると私に諭していたのです。
株式投資などで得たお金は、いわゆる「あぶく銭」であり、価値はないと考えていたようです。
しかしながら、我が家は、いつもお金に苦しんでいました。
一生懸命働いて得た価値のあるお金のはずなのに、なぜなのか。
少なからず、疑問を感じていました。
親もお金に苦しむと当然、世の中にある投資というものを考えるはずですが、お金が減ってしまうのではないかという恐怖心から、なかなかその一歩が踏み出せなかったのだと思います。
そんな考えと教育を受けてきた私にとって、不労所得を得るという考え方は持っていません。
「しっかり働いて、しっかり稼ぐこと」というたった一つの選択肢しか持たず、社会に飛び出すことになります。
お父さんの考えが変わり始めたきっかけは、メンタル不調により一時的に働けなくなったことがきっかけで収入を得る手段をなくしたことでした。
「一つしかない選択肢で生きていくことは危険」だという思いから、投資に対して真剣に考えるようになったのです。
結果として、人生全体における視野が広がるきっかけとなったわけです。
なんでもそうだと思いますが、続けていくうちに恐怖心というものは減っていくものです。
何に対して恐怖心を感じているかが分かるようになるし、その対処法も覚えてくるからです。
しかしながら、幼少期から刷り込まれているこの考え方は、なかなか拭えません。
大きな壁となって、私の前に立ちはばかり続けてきました。
幼少期の教育というものは、今後の人生において、多大な影響力を与えるのだなとしみじみ感じています。
育児の際に気を付けないといけないなと自分を戒めています。
投資への恐怖心
お金に取り扱いに関する教育不足
前節でも話した通り、「汗水たらして働いて得たお金こそが本当のお金である」という教育下で育っている私にとって、株式投資をすることや不動産投資をすることは、あり得ない話でした。
そんな人間が投資を始めようとすると、怖くて、怖くて仕方がないわけです。
それはなぜか?
きちんとした教育を受けていないからです。
投資の本来の目的、手法(ノウハウ)、仕組みや全容、リスクの回避方法を何も知らないまま始めようとすれば、それは怖いと思います。
当たり前です。
加えて、あまり投資になじみのない人やお金に対する考え方の異なる人たちは、さらに私の恐怖心を煽ってきます。
私も不動産投資を始めた時は、母はもちろん大反対だったし、仲の良い友人に機会があって話した時も全員に『リスクがあることをお前はしている』と言われました。
ひどい人は、「どうせ名義貸しみたいなことでしょ。」と鼻で笑われ、バカにされました。(ひどく不快は気分になったことを覚えています。)
そんな周囲の状況下で、周囲の人と違うことをするのは、勇気がいることだし、恐怖心でいっぱいになるのは当然です。
それでも始めようとするという強い動機付けというのは、やはり大切なことだなと思います。
しかしながら、この「恐怖心」は、投資を行う上では、重要な資質です。
取り扱い方次第で、強い味方となります。
新しいことを始める際に不安や恐怖心というものは誰しも感じるものです。
従って、あなたが感じるこの恐怖心というものは、人として正常な感情ということになります。
この恐怖心があるからこそ、人は慎重に物事を進めるようになるため、大切な感情の一つと考えられます。
人生の大きな選択や投資を行うにあたっては、この恐怖心という感情を大切に扱うことが重要と私は考えています。
何も考えず、準備もせず、不動産投資を初めてしまえば、当然、失敗します。
恐怖を感じたら、その恐怖心と原因(何に対して怖いと感じているか)を探り、その恐怖心を少なくする方法を考えて行けばよいのです。
それが「リスク管理」に繋がっていきます。
お金に対する「リスク管理」技術を学ぶ
「リスク管理」の根底は、この恐怖心の取り扱い方ともいえます。
このように、いわば恐怖心は、あなたの人生において、「大きな失敗を回避する防御システム」です。
今、あなたがこのブログを見ているのは、自分の人生が今の状態のまま進んでしまうと、何か良くない未来が待っているのではないかと漠然ながらも不安と恐怖を感じたからではないかと思います?
あなたの持っている「大きな失敗を回避するための防御システム」は、正常に動作しており、素晴らしく高精度なシステムになっていると思います。
多くの人が見過ごしている未来の良くない状況を回避しようと警報を発しているのですから。
※リスク管理に関する記事を書いていますので、参考にしてください。
罪悪感と恐怖心の克服方法
お金の正しい使い方を学ぶ
もし今、私のように投資に対して罪悪感や抵抗を持っているようなら、それは持つ必要のない感情です。
私の母が言うように「汗水たらして働いて得たお金こそが本当のお金である」という考え方は、私自身も全くもって正しい考え方だと思います。
私自身もサラリーマンとして働いていますが、その経験はかけがえのないものです。
社会の仕組みが学べ、数々の研修・業務を通じて課題解決方法、業務の進め方や管理方法、他者との信頼関係の築き方、経営者の考え方など多くのこと学べる機会に恵まれました。
そして何より共に働く仲間たちと苦境を乗り越え、成果を上げる達成感は、とても貴重な経験です。
大切なのはその後です!
あなたが多くの時間・エネルギーを注ぎ、汗水たらして働いて得た貴重なお金を大切に使って欲しいと思います。
稼いだ分だけ浪費し、無計画に使ってしまうことは、価値のあるお金の使い方ではありません。
私の母の考え方で抜けていた部分は、この部分ではないかと思います。
大切なお金の使い方が良くなかったために、お金に苦労することになったのです。
お金をたくさん稼いだら、使いたくなるのが、人というものです。
私も若い時はそうでした(笑)。
お酒の大好きな私は、給料が出れば仲間たちと飲みに行き、多くのお金を内需拡大のため、夜の街に寄付してきました。
当時は、このために頑張って働てるのだから、これでいいと思っていたが、完全に間違いでした(笑)。
あなたの場合はどうでしょうか。
- 高額な車にお金を注ぎ込んでいるか。
- 洋服か。
- 私と同じく飲みに行って浪費しているか。
人生が面白くなくなるので、完全にやめろとはいいませんが、その一部で良いと思うので、未来のあなたのために使ってみて欲しいなと思います。
しっかり働き、働いたお金の一部を未来のあなたのために使う。
お金の増やし方を学ぶ
あなたの未来のためにお金の使う方法は様々です。
たくさんの方法があります。
貯金もその一つでしょう。
私の場合は不動産投資でした。
そして、少しずつお金の一部を投資に回しながら、世の中にはどんな投資方法があるのか、本を読み、インターネットで調べてみて欲しいと思います。
そのプロセスそのものが、あなた自身のお金の教育となります。
そうすることで、投資に対する恐怖心は少しずつ軽減されていきます。
株式に投資することも、不動産に投資することも、そのすべてがあなた自身の未来に投資することと同じことです。
ぜひこの考え方を忘れずに、未来のあなたの人生をより良いものになるようにして欲しいと思います。
そして、出来ることなら、そうやって学んだことを子供達にも伝えて行って欲しいなと思います。
私自身も私が経験した失敗を、子供にはさせたくないと思っています。
あなたの次の世代が、より良い人生を送れるように。
「お金の知識」の学習方法
本
知識を増やすうえで最も効果的なのは、本を読むことです。
私が読んで参考になったものを2冊ご紹介しておきます。
「金持ち父さん 貧乏父さん」(ロバート・キヨサキ)
お金の取り扱いに関する基本的な考え方が学べる本です。
特にお金の流れや動きが概念的にとらえれるようになると思います。
経理で良く見る「損益計算書」「貸借対照表」の役割やそれに基づくお金の動きがよく分かるようになります。
「ジェイソン流 お金の増やし方」(厚切りジェイソン)
最近読んだ芸人であり、企業の重役である厚切りジェイソンの投資哲学が学べる本です。
この本を読めば、簡単に資産が増やせることが理解できると思います。(実行がやや難しいとことがある)
無駄使いを減らすことに燃えると思います(笑)。
ゲーム
「キャッシュフロー101」
「金持ち父さん」シリーズを手掛けたロバート・キヨサキ氏がお金の勉強をゲーム形式で学べるようにしたボードゲームです。
慣れるまで難しいと思いますが、繰り返しすれば、ラットレースが抜け出す方法が分かってくると思います。
まとめ
- 幼少期からの教育や周囲の環境により、投資に対する罪悪感や恐怖心を持ってしまう人は多くいます。
- 投資に対する考え方や投資手法を学び、少しずつ経験することで、罪悪感や恐怖心は軽減していきましょう。
- 恐怖心を持つのは当たり前。恐怖心は、あなたの人生の大きな失敗を回避するための防御システムであり、大切に取り扱いましょう。
< 以上 >
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