(2022年5月6日に更新しました)
こんにちわ。
最近になって自分がHSPであると知ったes-nakamura(@NakamuraEs)です。
【この記事を書いた人】
生きづらさを感じていた私が、自分がHSPであることを知って、少し救われました。
生きづらさの原因が分かったからです。
今回はすでに読んだ方も多いと思いますが、ベストセラー本『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』について書評を書いたので参考にしてもらえればと思います。
【この本をぜひ読んで欲しい人】
この本を読むことで、
- HSPとは何か?どのような気質なのか?
- HSPの生きづらさを緩和するための具体的な対策
- HSPがよりよく生きるためのヒント(仕事・人間関係)
が学べます。
自己理解を深め、よりよい生き方をするためにもぜひこの書評を参考にして頂き、読んで欲しいと思います。
「繊細さんの本」の概要・著者
「繊細さんの本」の概要
多くの人が既に知っていると思いますが、この本は2018年7月に発売して以来、50万部を突破するベストセラーになった本です。
私がよく通うTSUTAYA書店の習慣コーナーでもしばらく1位になっていたのを覚えています。
「HSP(Highly sensitive person)」の存在を多くの日本人に認知させた価値ある1冊です。
私自身もこの本で自分がHSPであることを明確に認識することができました。
全人口の20%という少数派であるHSPの本がベストセラーになるということ自体がかなり驚きの事実だと私は感じました。
「繊細さんの本」著者=武田友紀さん
著者の武田さんはご自身もHSPであり、その経験をもとにこの本を書いておられます。
現在はHSPとして悩む人々助ける「HSP専門カウンセラー」として相談業をされています。
ご自身がHSPであるため、本に書かれている内容は同じHSPである私からしても優しく共感できる内容だなと強く感じました。
この本以外にも多くのHSP関連書籍を書かれているので、読まれてみては思います。
- 「繊細さん」の幸せリスト (HSPが幸せを増やすための本)
- 「繊細さん」が「自分のまま」で生きる本 (休職・転職を考えているHSP向け)
- 「繊細さんの知恵袋」 (HSPの場面における知恵)
twitterでも多くの発信をされているようですので、参考にしてみてください → @sensainomori
「繊細さんの本」との出会い=HSP(繊細さん)としての自覚
Twitterを初めてしばらくたった頃のことですが、プロフィール欄に「HSP」と書いてあるアカウントが目につくようになりました。
「HSP」とはなんぞや??
ずっと頭の片隅に引っかかっていました。
ある時、父親を病院に連れて行き、時間があったので暇つぶしにネットサーフィンをしていました。
そのときに、ふと「HSP」というワードが飛び込んできて、何気なくサイトを見てみました。
そこには「HSP」の特徴が書かれていたのです。
え!?なんか俺、ほとんどすべて当てはまるんだけど。。。
さらに読んでいくと、「病気」ではなく「5人に1人が持っている先天的な気質」と書かれていたのです。
そして本屋をぶらぶらしてたら、この本がベストセラー1位で書棚に並んでるわけですよ、そりゃ買いますよね(笑)。
「繊細さんの本」を読んで学べる事
「HSP」の特徴
一番大切な事ですが、「HSP(Highly sensitive person)」(繊細さん)とはどういう人・特徴を持つのかを分かりやすく解説してくれています。
学術的な事実に加え、著者である武田さん自身の具体的な経験を交えて解説してくれていますので、自分がHSPであるかどうかもすぐに気づけると思います。
- HSPであるかもしれない?
- 生きづらさを感じる。
- すぐにつかれてしまう。
このような疑問を関している方には大きなヒントとなる本であると思います。
チェックリストもありますので、実際にやってみると良いと思います。
HSPの生きづらさを緩和するための具体的な対策
HSPの特徴がわかったところで、実際にどのように生きづらさを解消していくかという問題に対して、多くのヒントを提示してくれています。
出来るところから、あなたの人生に取り入れることで、より良い生き方ができると思います。
HSPがよりよく生きるためのヒント(仕事・人間関係)
最終的にHSPが目指す姿について、提案をしてくれています。
HSPの問題を「克服すべき問題」ではなく、「より良く生きるための長所」としてとらえ、元気な毎日をすごすためのヒントを示してくれています。
自分に合った仕事・場所を見つけるヒントになると思います。
「繊細さんの本」をHSPへ勧める理由
私がこの「繊細さんの本」をHSPの人に薦める理由を順番にお話ししていきます。
HSPとしての基本的な知識が身につく
本の中にHSPに関する基本的な特徴や該当する人のチェックポイントが書かれています。
まずはここを確認して、自分がHSPに該当するかを確認するのが良いと思います。
【共感の嵐!】驚愕の本の内容
私自身がこの本を読んで知った恐ろしい事実があります。
HSPは病気ではなく「5人に1人が持っている先天的な気質」であるという事実です。
これ、どうしようもなくね!?
私は過去にメンタル不調を経験した事があります。
これは私の考え方や性格の問題で、対応の仕方によっては何とかなるものだと思っていました。
しかし、この事実を知った時に妙な納得感とあきらめの感情が芽生えました。
「どうこうしようとしても無理だな。これは。」
さらに、この本に書いてある内容のほとんどに共感ができましたし、的を得た内容だったのです。
私は自分がHSPであることを確信し、受け入れるようになったのもこの時からだと思います。
正直、驚きました。
一方で、多くの仲間がいることに気づくことができました。
私の気持ちはとても楽になったと思います。
これから生きていく上での具体的な解決策が書かれている
この本の内容は、周囲のストレスへの対処法、人間関係の対処法など具体的な生きていくための知恵が書かれています。
HSPとして生きていく人にとっては、本に書かれていること全てが有益な情報です。
少数派であるHSPを題材にしたこのような本がベストセラーになっているのは正直なところ、驚きです。
この本の中から私が生活に取り入れたものとその効果について少し書いておきます。
ただ繊細に生まれついただけ
あなたが持つ繊細さは性格上の課題ではありません。「ただ繊細に生まれついた」という気質なのです。
【「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本】より抜粋
この事実を知った時、妙な安堵感があったのを覚えています。
この事実を知ったからと言って、特に何も問題が解結するわけではありません。
しかし、長年悩まされていた問題の原因が分かると自分の中で納得ができるようになります。
それに生まれついた気質となると、努力でどうにかなる問題ではありません、
どうしようもないなと開き直るきっかけとなります。
一番、衝撃的で気が楽になった事実でしたね(笑)。
原因が分かれば対策が打てる
自分が持っている気質を理解できるようになると対策が打てるようになります。
この本を読んで私が取り組み始めたことについて、少し書いておきます。
HSPである私はその特性から、日中に多くの情報をキャッチしてしまい、夜には疲れ切っていました。
しかしながら、家庭を持つ私は一人の時間を持つことに大きな罪悪感を持っていました。
そんな時間があるなら、子供との時間や夫婦のコミュニケーションを取るべきであると勝手に思っていたのです。
家に帰ってからも常に気を張り、多くの情報をキャッチし続けていたのです。
この本を読んで、私には一人の時間が必要だと認識し、妻に話してその時間を定期的にとるようにしました。
睡眠は日中に活動した脳を休ませ、脳の情報を処理する時間だと言われています。
すなわち、人よりも多くの情報を受け取ってしまうHSPは脳を人よりも休ませる必要があり、処理する情報も膨大であることから、より長く質の良い睡眠をとる必要があると認識しました。
もっとしっかり眠らないとと思うようになりました。
「考えすぎて動けない」「ベスト求めすぎて動けなくなっている」そう気づいたら「とりあえず」を取り入れると、日々の仕事や生活がぐっとスピーディーに進みます。
【「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本】より抜粋
ほんとこれ、その通り。
私も頻繁にこの状態に陥ります。
いろいろと悪いイメージが頭の中を支配して、さらに動けなくなるという魔のループに陥ることが多いです。
この「とりあえず」を口に出して言うことで一歩目の動き出しが軽くなります。
一歩目を踏み出せば後はどんどんと物事が進むものです。
最近は、「とりあえず」を連発して過ごしています(笑)。
HSPの特性は良い事も多い
この本の中には「繊細さん」の素晴らしい良い資質の部分にもしっかり触れてくれています。
生きづらさを感じやすい性質でありますが、良い部分にも目を向けて生きるきっかけにして欲しいと思います。
私の良い資質
生きづらさを感じることが多いように思いますが、私の人生は決して悪いものではありません。
確かに自分でも面倒な気質だなと毎日のように思いますが、人からとても好かれ、仲間に恵まれ、家族にも恵まれています。
この考えや迷いの多い思考回路ですが、その分、安全で丁寧な人生になっているなと今は感じています。
何より「相手の気持ちを推察できる気配り」は自分自身も気に入った性格です。
今後はこの気質がより活かせるような人生にしたいと思っています。
HSPで悩んでいる方へ
自己理解を深めよう
「自分を知る」ということは人生をより良く生きていくために、とても大切なことなんだなとこの本を読んで学びました。
自分がHSPと知らない方はもちろん、自覚している方もこの本を読んで、今一度自分を知る機会を得て欲しいなと思います。
つらい局面にきたら、また繰り返し読んでみてもらえたらなと思います。
悩み多い人生ではありますが、それでも自分らしく生きていけたらなと切に思います。
この本を読んだけど、少し違和感を感じる「繊細さん」へ
この本を読んでとても参考になったが、少し私は違う気がすると感じましたか?
実は私もそうだったのです。
大部分は当てはまるのですが、節々に少し違う感じがすると感じていました。
- そもそも私は外交的な人間だ。
- 新しい刺激を感じることを好む傾向がある。
その場合、あなたは「隠れ繊細さん」かもしれません。
こちらの本『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』が参考になると思います。
こちらの本も私のレビュー記事『【本の感想】その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』を書いていますので参考にしてももらえればと思います。
< 以上 >
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