歴史好きのみなさん、こんにちわ。
私も歴史が大好きなes-nakamura(@NakamuraEs)です。
最近みつけた漫画の中にとても興味をひくものがあったので、歴史好きなあなたにもぜひ読んで欲しいなと思って紹介したいと思います。
あなたは「元寇」と聞いて、何を思い浮かべますか?
私の知識は小学校の時に習った内容が全てです。
チンギス・ハンの孫であるフビライ・ハンが日本を征服するために2回(文永の役・弘安の役)に渡り攻めてきた戦い。モンゴル軍の爆薬・集団戦法に苦戦するもなんとか防衛に成功した。勝因は「神風」による強風によりモンゴル艦隊が沈んだことである。
こんなところでしょうか。
またこの戦いが防衛線であったことから、領土を奪うことがなかったため、手柄を立てた武士に褒美を与えることができず、当時の鎌倉幕府の敷いていた政策である「御恩と奉公」が崩壊し、ここから鎌倉幕府は衰退していく。
実は我々日本人はこのモンゴルとの闘いの内容をあまり知らないのです。
- なぜモンゴル軍は攻めてきたのか?
- 日本はどのように戦い防衛したのか?
- なぜ「神風」で艦隊のほとんどは沈んでしまったのか?
- モンゴル軍は同じ失敗を2度繰り返してしまったのか?
ふと考えれば、いろいろな疑問が頭をよぎります。
これらの「元寇」における具体的な背景・戦いの様子を史実に基づいて、描いてくれているのがこの「アンゴルモア 元寇合戦記」です。
私はストーリー性よりもむしろ、歴史の中身を知りたくて読んでいます(笑)。
「アンゴルモア 元寇合戦記」の魅力
鎌倉辞退の武士の戦い方が面白い
この漫画の魅力は、ここですね。
あまり知られていない「元寇」の歴史の舞台裏が分かるという点です。歴史的な文献もしっかりと紹介・引用されているので、信憑性も高いですよね。
蒙古軍の対馬・壱岐への侵攻、そして博多への上陸など戦いの経緯が分かるばかりでなく、博多で作戦指揮を執っていたのは、博多の御家人である少弐家であったことなど新しく知ったことが多かったです。
私はてっきり鎌倉幕府の精鋭が戦っているものだと思っていました(笑)。
当時の日本の戦い方というのもなんとも非効率なものだったのだなと思いました。
一番掛けといわれる先陣を切った人が高く評価されるシステムになっているようで、必ずそれを証明する見届人を側につけていないと成立しないということにも少々驚きました(笑)。
また手柄を立てたことを証明するために敵の首(しるし)を持って帰るのですが、このしるしを取るたびに戦線を離脱し、本陣に帰って報告していくということにも、なんと非効率なことをしていたのだ、昔の人は!と思いました。
また御家人単位で割と好き勝手に動くので、全体としての指揮系統は機能しているのかとはなはだ疑問になりましたね。
このように当時の戦い方が知れるのも大変おもしろかったです。
元寇の歴史は変わっている!?
どうやら「神風」で日本が勝ったわけではないようだ。
え!?知ってました??
蒙古軍は戦況と戦略的な観点から撤退を決定し、その帰国途上に強風にあったというのが今の見解のようですね。
我々が習ったことはなんだったのだろうか。。。
そんな正しい認識もよんでいるうちに分かると思います。
義経流
物語のストーリーの話となりますが、主人公の朽井迅三郎はもともと鎌倉幕府内でも一目置かれる武士だったようなのだが、二月騒動という北条家の内紛に巻き込まれたことで、壱岐へ島流しに合っていたという設定からスタートします。
この朽井迅三郎が蒙古軍が怖がるほどにめちゃ強い。
その朽井迅三郎が扱う剣術が「義経流(ぎけいりゅう)」と呼ばれるものです。
これ完全に源義経が編み出したものだろうね(笑)。
どうやらこの「義経流」の使い手が蒙古軍にもいるというなんとも不思議な設定になっていて、これから先どうなっていくのかが楽しみになっています。
こ、これは、ま、まさか。。。
義経=チンギス・ハン説をこの漫画は使う気か???とか思っていますね(笑)。
まとめ
「元寇」の歴史をより深く知ることができる「アンゴルモア 元寇合戦記」は歴史好きな方はぜひ読んでみて欲しいなと思います。
今後、「義経流」を軸にした義経=チンギス・ハン説を使うのかがとても興味深いですな!
< 以上 >
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