コミック「信長を殺した男」のレビュー

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こんにちわ。

歴史好きのes-nakamura(@NakamuraEs)です。

最近読んだ中でかなり好きだった歴史系マンガを紹介したいと思います。

「信長を殺した男」

明智光秀編が終わり、新章が始まりました。「信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~」です。

今回は明智光秀編で完全に悪役だった豊臣秀吉が主人公です。なんか少し複雑です(笑)。

信長を殺した男=明智光秀と私が勝手に思っていただけで、そういえば明智光秀編の最後に豊臣秀吉・細川藤孝が茶室で密談していたのを思い出し、知っていた関係者みんなひっくるめて「信長を殺した男」となるのか!とか思ってしまいました(笑)。

ところで、私が学校で習った「明智光秀」と言えば、天下統一を目指す織田信長に謀反を起こし、葬り去った悪い奴というイメージが強かったのですが、本能寺の変の裏には多くの人間の利害関係があったのだなと改めて知りました。

当たり前の話ですが。

このマンガもいろいろある説のうちの一つであると思いますが、様々な視点や当時の時代背景が書かれているため、歴史好きにはたまらないマンガです。

このマンガを読んで、改めて歴史の事実を一面的な見方で考えてはいけないなとも思いましたし、キリスト教徒が少しだけ嫌いになりました(笑)。

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「信長を殺した男」の魅力

明智光秀の子孫が監修している

このマンガの監修は明智光秀の子孫にあたる明智憲三郎という方がしています。この方、歴史学者でもあるようで、先祖である明智光秀について正しい認識と歴史解釈がされるように尽力している方だと思います。

確かに学校の教科書で習った程度では、この事態の複雑な時代背景や多くの方が研究している成果について知ることは不可能で、正しく認識されることは少ないかもしれませんね。

しかしながら、驚くことに昔は悪役イメージの強かった明智光秀ですが、子供向けの偉人伝に明智光秀が入っているのです。すでに世の中の認識は変わっていると言えますね。

また、大河ドラマ「麒麟がくる」でも取り上げられたように、もはや単なるヒールではなく、立派な偉人ですね。

今回監修してる明智憲三郎氏の唱える説も賛否両論あるようで、あくまで一つの説という位置づけで読むのが良いかと思います。

本能寺の変の裏に隠された背景や細かい出来事が知れる

本能寺の変に関しては歴史上の謎の一つになっていますが、本能寺の変に至るまでに様々な関連する出来事があったことを知ることができます。

  • 信長が「唐入り」を企てていたこと
  • 信長が勢力の大きくなり過ぎた徳川家康の暗殺を企てていたこと
  • 暗躍するイエズス会
  • 豊臣秀吉と明智光秀との確執

これほど複雑に絡み合っている要因があるだけでも、とても興味を惹かれます。

決定的な主要因ははっきりとはしませんが、本能寺の変の裏にはいろいろな思惑が張り巡らされていたようですね。

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非常に興味深い仮説「家光」の存在

このマンガで私が一番興味を惹かれた説が「家光」の存在です。

このマンガの中で徳川家康と明智光秀は共闘して、信長を討つ密約を交わしていたのですが、家康は結局動けませんでした。

一方で、明智光秀と親交の深かった徳川家康は、江戸幕府の全盛期の将軍である孫の「徳川家光」のことを我々の意志を継ぐものと語っています。

「家康」の「家」と「光秀」の「光」をとって名づけられた「家光」と言っていたのです。

マジか!?

そういえば、家光の乳母は春日局であり、春日局は明智光秀の腹心の斎藤利三の娘にあたります。

それに徳川家康は史実において妙に豊臣家を嫌っているように思えてきたのです。

豊臣家の滅亡にとてもこだわっていたように感じました。大阪の陣の開戦理由などこじつけに近いものですし(笑)。

このあたりが明智光秀との友情がなしていることではないかと推測してしまう原因ですね。

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まとめ

時間がある時にでも読んでみてください。

とても面白い歴史的考察に浸ることができると思います。

< 以上 >

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