資産を構築するための具体的STEP

不動産投資
不動産投資

今まで資産構築のための手法として、不動産投資を中心に伝えてきた。

バラバラと話ししたこともあり、ここで一度、整理をしておこう。

今まで話した内容を基に資産構築のための具体的なSTEPとしてまとめてみたので、参考にして欲しい。

ここに書いてある方法は、お父さんの経験に基づいて考えるリスクの少ない効率的な方法なので、他の方法の方が君たちに合っている可能性も大いにあるので、1つの参考例として考えてもらえればと思う。

お父さん自身も道半ばなので、このSTEPを指針に資産構築を進めている最中だ。

スポンサーリンク

資産構築のための具体的STEP

まずは前提として、君たちが投資に関して、あまり知識がなく、将来の貯金はしているが、投資etc.は何もしていない状態とする。

また、漠然と将来のお金のことに関して、不安に思っているが、なかなか良い方法や指針がない状態とする。

STEP-1. 家計簿をつける.

まずは君たちの収入・支出を把握しよう。

また、君たちの持っている資産と負債を正確に把握しよう。

全てはここからだ。

「世の中、金」だとか、「お金は大事だ」と言いながら、自分の収支の実態を把握している人は意外に少ない。

家計簿をつけることの効果は、収入・支出の把握だけでなく、そこから不要な支出の洗い出しを実施することが可能となることだ。

また収支のバランスが取れているか、どの支出が大きな割合を占めているかなど、今後の分析に役立ってくる。

さらに、現状の資産を確認することで、今持っている資産をどれだけ投資や貯蓄に回せるのか、どのような状態になれば、理想的なのかなど、君たちの将来像を描く「具体的な」道しるべとなっていく。

加えて、収支の確認を定期的に実施することで、家計管理に関する意識が高まることは言うまでもない。

支出を管理する場合は、月の支払い年の支払いがあるため、両方を忘れないようにしよう。

今後の管理にも非常に役立つ。

お父さんの場合は、月の支払いは毎月の給与の中で確保し、年の支払い(自動車税・自動車保険料・車検及び年点検・お年玉etc.)は年2回の賞与の中で確保するようにしている。

STEP-2. 支出の中の「経費」と「無駄使い」の仕分け

さて、家計簿をつけることが習慣になれば、その家計簿を基にした「分析」を開始しよう。

最初のステップは、「経費」「無駄使い」の仕分けだ。

「経費」とは生きるために必ず必要なお金であり、光熱費や食費、医療費etc.が該当する。

一方で、「無駄使い」は、「経費」以外の生きるためには必要ないが、人生を楽しませてくれるようなお金となる。

お父さんの場合の「無駄使い」の代表例は、「たばこ代」「お酒代」「飲み代」「外食費」etc.が該当する。

正直、いらないお金だろう(笑)。

実際に家計簿で仕分けを行って、合計をしてみよう。

お父さんは、家計簿をエクセルで作成しているので、「無駄使い」は、その項目のセルに色付けしている。

これを行うことで、生きるために必要なお金が分かる。

そして、「無駄使い」がとても多いことに気づくと思う。

お父さんは昔、飲み会は会社の付き合いで必要なものであるし、仕事をする上では必要なものと思っていた。

お酒もこれがないと元気が出ないから必要なものであると考えていたわけだ。

従って、必要な「経費」と捉えていたが、実際は紛れもなく「無駄使い」だ。

「経費」の捉え方は人それぞれであると思うが、この仕分けをする場合は生きるために必要なお金のみに絞った方が良い。

人生の楽しみのためにお金を使うことは悪いことではない。

充実した人生にするには、楽しみは必要だ。

大切なことは、生きるためには必要のない「無駄使い」をしているという認識を持つということだ。

そして、生活を圧迫しているのに使うのはナンセンスだ。

STEP-3.「無駄使い」削減の取組開始

さて、「無駄使い」のお金が分かったら、その該当項目を減らすことを考えよう。

ただし、節約はダイエットや筋トレと同様に大きなストレスを伴う。

必ず代わりのお金のかからない楽しみを用意しよう。

君たちの「無駄使い」はどのような項目だったかな?

その中で比較的簡単に削減できるものを探してみよう。

またお父さんの場合の例で申し訳ないが、「飲み会」は外に出て飲むことはやめて、「宅飲み」に変更した。

飲みに行きたいと思ったら、お母さんに食べたいものをオーダーし、帰りにコンビニやスーパーによってお酒やおつまみを買って良いことにした。

「外食」は、我が家の外食と言えば、焼肉・寿司だ。

小さい時によく行ったが覚えているかな。

そこで、焼肉に行く代わりに少し良い肉を購入して、家で食べるようにしたんだ。

また、外食したいと思ったら、ネットで再現レシピを調べて、お母さんに作ってもらうようにした。

「たばこ」はいまだにやめることでできてないな。。。永遠のテーマだな。

このように「無駄使い」の該当項目を減らしていこう。

ネット上にはたくさんの節約術が紹介されている。

その中には君たちに合う方法があると思うので、探して実践しみてみるといい。

関連記事
家計改善の取組事例
家計はちゃんと黒字になっているかな? es-nakamaura(@NakamuraEs)改めお父さんだ。 このブログはお父さんの子供達である君達に向けて書かれたお父さんの経験に基づくアドバイス集だ。上手に活用して君達の人生を豊か...

STEP-4. 月々の家計の黒字化及び貯蓄体制の確立

さて、なんとか頑張って月々の家計を黒字化できたら、勝ったも同然だ。

お金の管理ができるようになれば、将来へ向けての「計画」が立てられるようになる。

ここが1つのゴールだ。

お父さんはこのお金の管理がとても苦手だ。

まるで楽しみを奪われたような心境になるからだ。

将来のために楽しみを我慢したり、将来必要なお金のことを考えると心がグッと重くなる。

なぜなら、稼ぐお金は急には増えないし、支出や将来必要なお金は増えるばかりだ。

不安しか感じない。

そのたびに思うよ、もっとお金があったらなと!

だから、頑張って収入を増やすことにしているんだ。

月々が黒字になり始めたのも、ごく最近だよ。

就職してから13年後。情けない話だな。

しかし、できるようになっただけマシかなと思っている。

君たちには社会にでる前にこの「お金の正しい管理方法」を身に付けていて欲しい。

少し余談になるが、お金の管理は嫁がするものという風潮が今もなおあるように感じる。

お父さんの周りの夫婦もほとんど奥様がお金の管理をしているようだった。

お父さんの考えでは、限られた収入の中でのお金の管理は巨大なストレスだ。

先に書いたように、お金のことを考えるだけで憂鬱な気分になる。

だから、一人に任せないで、二人で管理するのがよいと思う。

お金の管理の仕方・使い方次第で、未来の家の状態や子供たちができることが決まってしまうという重圧は図りしれない。

そのような重要な事を一人に背負わせるのは良くない。

我が家では、お父さんが結婚前から不動産投資をしていた関係もあり、将来のことや資産の運用・管理をお父さんが行い、細かい月々のやりくりをお母さんに任せている。

また家計簿も二人で記入できるように1枚のシートにして、それぞれが記載している。

また、お父さんが毎月家計簿と資産表を作っているので、いつでも見られる状態にしている。

君たちも結婚したら、夫婦でしっかりとお金の管理をシェアして、しっかり黒字にするようにしよう。

その後は余ったお金の積立計画を立てていこう。

STEP-5. 予備費の確保

最初に準備すべきは、生活予備費の確保だ。

生活していく中では不足の事態が発生することが多々ある。

そんな時のためのお金が必要だ。

それに対応するには、予備費が必要となる。

まずはその予備費を確保することから始めるんだ。

予備費として用意しておきたい金額は、君たちの給与の3か月分が良いと思う。

これは、もし君たちが今の仕事を退職した時に、失業保険が支給されるまでの期間を基準にしている。

最悪の場合は、このお金でしのぐためだ。

不足の事態に自由に使うことできることが前提のため、定期積立などは使用せず、自身で貯金をしていく方法が良い。

定期積立などをしていると、いざ使いたい時にすぐに使用できない。

少し強制力が欲しい場合は、給与天引きにしておくと良い。

もし使用した場合は、同額の金額に戻すようにしよう。

合わせて、不測のお金が発生したものはどんなものかを確認しておけ。

病気や冠婚葬祭費etc.は、急なものですが、中には車検や年で支払うものを忘れていたという場合もある。

年単位で決まっている支出は、リスト化しておき、支払いの計画の中に組みこんでおけ。

また冠婚葬祭費もある程度余裕を見て、毎月の計画に組み込めば、今後、焦ることはなくなる。

使わなかった冠婚葬祭費は翌月に繰り越すか、貯金をすれば良いだろう。

STEP-6. 将来必要となる資金の積立開始

日々の収支を整えて、不測の事態に備えた予備費の確保ができたら、基本的にはもう大丈夫だ。

次は、将来必要となる資金の準備を始めよう。

ここでも必ず必要になるものに焦点を合わせることが重要だ。

君たちの未来を想像して、大きなイベントやその費用を見積もってみよう。

独身なら、まずは結婚資金となる。

結婚している方なら、子供の教育資金だ。

マイホームや車が欲しいなら、その頭金だ。

また、親が高齢の場合はとりあえず葬式の費用になるな(親が自分で準備していたり、保険があれば不要)。

いつ頃にいくら必要なになるかをおおよそ決めてみよう。

将来のことなので、いつのタイミングになるか分からないので、ざっくりでいい。

結婚はすぐにできるものではないので、2年後に実施するとして、結婚費用は200万円程度とするとした場合、1年で100万円を貯めることになる。

今の貯金額とこれから貯めるお金を考えれば、ある程度は貯蓄計画が立てられる。

こういった将来の計画の際は、期間を決めて定期積立を利用するのが良い方法だ。

金利も少しは良いし、強制力が働くので、しっかりと貯めることができる。

子供の教育資金は児童手当を利用するのが、一番良い方法だ。

子供が自分で稼いできて、自分で積立をすることになるから、君たちは実質何もしていないことになりる。

少々、生活は苦しくなるがな(笑)。

家の頭金etc.は少し遠い未来の話の場合が多いので、少額を少しずつ貯める程度でスタートは良いのではないかと思う。

これも定期預金etc.で貯めていくことがお勧めだ。

このような貯蓄や積立を実施する際は、必ず目的を定めることがポイントだ。

お金はただ貯めることが目的ではなく、使うことが目的だ。

何のためにお金を貯めているのかを明確にしておこう。

ある程度、貯蓄が習慣化すれば、大きな額になってくる。

その間に君たちの人生の考え方ややりたいこと、状況が変わることもあると思う。

その時は、この貯めた資金の用途を変更して、柔軟に計画を変更すればいい。

大きな資金となっていれば、それを元手に対応が可能になる。

ある程度の資金が貯まれば、それらを投資信託に回したり、他の金融商品に変換することで、資金の増加を早めることも可能となってくる。

STEP-7. 年金及び保険の拡充

将来必要な資金の目途がついたら、次に考えるべきは、「保険」だ。

特に結婚しているなら、一家の大黒柱として、君たちが死んだ場合に残された家族が経済的に苦しむことのないように準備してあげよう。

一般的には生命保険に入ると思うが、以前にも話した通り、まずそれだけでは足りない。

ここで不動産投資を検討して欲しい。

守りの投資として、不動産投資を実施して、「家族への補償」と「あなたの将来の年金」を確保して欲しいと思う。

ここまで準備できれば、もう大丈夫だ。

少々のことでは君たちの家計はビクともしないだろう。

関連記事
老後に必要な資金の確保(不動産投資を利用した方法について)
少し気が早いかもしれないが、そろそろ老後のことを考える時期がきているかな? es-nakamura改め(@NakamuraEs)お父さんだ。 このブログはお父さんの子供達である君達に向けて書かれたお父さんの経験に基づいた人生の指...
不動産投資のメリット②(家族に対する十分な補償体制の確立)
こんにちは。 仕事(エンジニアとして工場勤務)のストレスによるメンタル不調を経験したことから、不動産投資をはじめたes-nakamuraです。 今回私が提案する(私が実践している)築浅(比較的新しい中古)区分マンションにおける不...

STEP-8. さらなるリスクに対する備え

ここまで準備をして、残るリスクはなんだろうか?

それは「君たちの会社が倒産したり、君たちがリストラされた時」と「君たちが働けなくなった時」だ。

現段階の状況(STEP-7まではできている状態)において、君たちが死亡すれば、このような問題は起きないが、死亡しないまでも働けなくなったという状況が一番家族にとって厳しい状況となる。

家族が君たちを養うという状況が発生した場合ということだ。

次のステップは、これらの対策に向けて準備をしていくことになる。

STEP-9. 会社が倒産するリスクに対する備え

会社が倒産する可能性は少ないが、ゼロではない。

特に最近では、コロナの影響で倒産する会社や職を失う人が出てきた。

もはや何が起こるか分からない状況だ。

このような場合、君たちの奥様が働くという手段が一般的だが、育児に手のかかる時期は難しい。

また、君たちと同じ金額を稼ぐことは困難だ。

また、子供の手が離れれば今度は親の介護がある。

君たちの親と奥様の親の両方だ。

君たちが働いている場合、奥様は介護の大戦力であり、失う訳にはいかない。

やはり、何か別の手段が必要だろう。

これらのリスクに対しては、給与以外の新たな収益の柱を作る必要がある。

不動産投資を実践している方なら、お父さんのように経験をブログ化し、収益を得る方法を模索してもいいし、不動産投資で培ったノウハウを生かして、利益性の高い不動産投資を行い、事業化する方法もある。

また、株式投資の勉強をして、資産を築く方法や、一から好きな事業を始めても良いと思う。

これらについて考え、行動を開始しよう。

STEP-10. 給与超えの達成

新たな収益の柱をしっかり持つことにより、君たちの給与を超える収益を実現させることを最終目標にしよう。

ここまで到達するのは、非常に困難な道のりだが、目指している限り、君たちの人生の経済的なリスクはどんどんと減っていく。

達成できないまでも、君たちの収益基盤や資産構築は確実に良い方向へと向かう。

もし達成できれば、君たちの経済的なリスクはなくなる。

目指す価値はあると思うぞ。

ネット記事で読んだんだが、このような生き方を「F.I.R.E.」と呼ぶそうだ。

「Finacial independence,Retier Early(経済的な独立,早期の引退)」の略称で、経済的な自由を獲得して、早期退職するという意味だ。

経済的な独立とは、給与に依存しない収益源をもつことで、会社で働く必要もなくなり、引退して自分の好きな事をして生きるということだ。

「FIRE」は、英語の意味で、「クビにする」という意味があるから、こちらが会社をクビにするという意味にもとれるし、クビになりに行くという意味にもとれるな。

ジョークの聞いた言葉だ(笑)。

STEP-11. 後はお好きな人生を

ここまでくれば、そのまま働き続けても、引退して好きな事をしてもいいわけだ。

君たちにも生活のためや家族のためにできないが、本当はやってみたいと思うことがあるのではないか?

お父さんは会社で働くことでの精神的な苦痛から解放されたいと思っているし、君たちともっと多くの時間を過ごしたいと思っている。

両親の側で介護もしたいと思っている。

また世界遺産を巡りたいし、歴史学者になりたい。

加えて、お父さんと同じような苦労をしている人たちを助けてあげたいと思っている。

君たちはどうだ?

一度、制約を外して、人生でやりたいことを考えてみるといい。

そして、少し先になるかもしれなが、目指してみても良いのではないかと思う。

< 以上 >

コメント

タイトルとURLをコピーしました