自己肯定感向上の取組みとモンテッソーリ教育の考え方

育児
育児

君達の子供は元気に育っているか?

es-nakamura(@NakamuraEs)改めお父さんだ。

このブログは君達に向けて書かれたお父さんの経験に基づく君達へのアドバイスをまとめたものだ。存分に活用して良い人生にするといい。

今回は「育児」がテーマだ。

現在、君達は4歳と2歳の乳幼児であり、お父さん自身が日々育児の事を学び、君達と一緒に成長していっている最中だ。

育児をしていく中で、お父さんはいくつかの育児書を読むようになった。

育児書を読んでいく中でお父さんの気になった「キーワード」が2つある。

  • 「自己肯定感の向上」
  • 「モンテッソーリ教育」

育児書を読んでいると、この2つの言葉がよく出てくるのだ。

2つともとても素晴らしい考え方であると同時に実践するのが超大変な考え方でもある。

しかしながら、これらの教育方法を勉強したり、実践していく中で、お父さんはあることに気が付いたんだ。

「基本的に親って、子供のために何か特別な事をしなくてよく、ただ一緒にいる時間を楽しめばいい」という事実だ。。。(笑)
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自己肯定感

君達も父親になればよく耳にする言葉になるが、自己肯定感とは自分を肯定的に捉える感情だ。

育児においては、子供に「俺はすごい。なんだってできる。不可能なことなどない。」と思わせることができれば、成功となる。

自己肯定感が高い人は、何事も前向きに捉え、積極的に物事に取り組む。

そして、失敗してもへこたれず、困難を突破していく。

自己肯定感が高いということは、メンタルも強いということなのだろうな。

君達の「自己肯定感」を高める教育をしようと思い、いろいろと調べてみると次の事が分かってきたんだ。

  • 愛情を伝える
  • 子供が自発的に起こした行動に制約を与えず、成功体験を積ませる(自分でできた!)
  • 結果よりも、プロセスを褒める

要は小さいころから褒めちぎればいいのだ。「お前はすごい。なんだってできる。」と!

それが「子供にとって勘違い」でも良い。大切な事は「脳への刷り込み」だ。

子供は勘違いさせておくぐらいでちょうどいい。

「お前はダメなやつだ」と刷り込むよりはよっぽどいいだろう。

君達が子供を愛していて、大切に思っていることは事実だ。ここは問題なく伝えることができるだろう。

また子供が何かに成功した時、このことも事実だ。思う存分、褒めれば良い。

お父さんの経験からすれば、社会に出ると、みんなが一斉に君達の自己肯定感を下げてくる。

お父さんも会社で自己肯定感を下げられっぱなしだ。ひどいもんだよ、ホントに。

お父さんのする仕事の一つ一つに対して、「ダメだし」のオンパレードだ。

自信をつけるどころか、なくす一方だ。

その分の貯金を作ろうと考えるならば、子供の頃に上げまくっていた方が絶対に良い。

君達が褒めちぎって上げた自己肯定感の100倍は周囲の先輩方が下げてくるので、ほめ過ぎるという心配はしなくていい。

親から愛されているといつも実感できることで、子供は満たされメンタルは安定し、新しい事へチャレンジしようという力が湧いてくるそうだ。

君達は子供達が無条件に安心する秘密基地となるのだ。

また自発的な行動と自分でできたという経験は、本人の自信へと繋がり、これもまた新しい事やもう一つレベルの高いことへのチャレンジ精神を育んでいく。

企業なんかで働いていると「チャレンジ精神」など持っている人は皆無だ。

口では「チャレンジこそが大切だ!」というが実践している人はほとんどいない。

お父さんの推察だが、自己肯定感の低い先輩方が「自分を肯定するため」に後輩をダメ出しするというのが企業の構図だ(笑)。残念な場所だ。

お父さんの子供の頃を振り返ってみると、この自己肯定感の醸成がやや不十分であったように感じる。

お父さんの家はそれなりに落ち着く場所ではあったが、緊張を強いられる場所でもあった。

親に対して「いい子」であらねばならいという無言の重圧を感じていたことを覚えている。

親の望むように、親の期待に応えるように頑張らないといけないと思っていた。

親同士があまり仲良くない時期もあり、ケンカが絶えなかった時などは家に帰るのが嫌だった。

スポーツをしていたこともあり、それなりにチャレンジ精神や目標に向かって頑張ることが根付いたが、それも周囲の人の期待に沿うという形だった。

なんというか、自分のしたいことをはっきり意見したり、それに向かって進むことはしてこなかったように思う。

社会に出てから、お父さんのメンタルがいまいち不安定になっていることは、このあたりの経験が影響しているように思う。

結婚し、子供が出来て、一家の大黒柱となった。

また親も弱り、介護が必要になってきた。

お父さんは自分の人生を思う存分、自分の考えに従って歩むようになり、メンタルが安定してきたし、昔に比べ自己肯定感がとても高くなっていると思う。

お父さんは自分の選択と判断が未来に影響を及ぼすことを認識し、手順を踏めばおおよその目標を達成できることを知ることができたからだ。

他者の期待や親の願望でなく「自分の価値観と考え」に従って行動し、その結果として成功体験を積むということがいかに大事かを大人になって身をもって経験した。

これはこれでお父さんの人生は良いものになっているが、君達にはお父さんが経験したような思いはあまりさせたくはないし、社会にでる段階で身についていれば、より良い人生が歩めると思っている。

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モンテッソーリ教育の神髄

最近はモンテッソーリ教育が再び脚光を浴びているように思う。

棋士の藤井聡太さんがモンテッソーリ教育を受けてきて才能を発揮しているからかな。

モンテッソーリ教育の神髄をお父さんは以下のようにとらえている。

  • 子供には生まれながらにして、人生を生きていく力が備わっている。従って、親の役割は子供が行きていくための「支援をするのみ」である。
  • 子供の成長には、人によって異なるが、共通する一定の順序がある。親はその順序を理解し、子供の成長に合わせて、環境と支援を行っていく。

確かに言っていることはよく分かる。

片親の家や両親がいない子供も立派に成長している人はたくさんいいるしし、どの子もある程度同じように成長していくと思う。

先に成長の過程を知っておけば、それに伴う準備ができるので、とても良い事と思う。

そこに子供共通の一般性を持たせて伝えている事がモンテッソーリ教育の良い部分だと思う。

しかし実践することがとても難しい教育方法であるのは間違いない。

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親のすべきこと

以上の内容を踏まえ、親のすべきことを整理すれば、「親の役割って思っているよりも楽じゃね?」と思える。

子供には先天的に生きる力があるのだから、あれこれ心配せず、好きなようにやらせればいい。

そうすれば勝手に育っていく。

好きなようにやらせていく中で、子供自身が勝手に興味を湧くことにチャレンジし、勝手になんとかして成功体験を積み、勝手に自信をつけていく。

子供と一緒にいる時は、可愛い子供をひたすら可愛がればいい。

これで自己肯定感の高くメンタルが強い子が育つということだ。

さらに自分の好きな事にチャレンジして、才能を開花させ、良い人生となる。

親の役割は、子供が失敗した時ややり過ぎた時の後処理と事前に成長の過程を確認して、態勢を整えておけばいい。

また、失敗したら励まし、成功したら褒めちぎり、いつも可愛がっていればOKだ。

君達が子供の人生に対して「責任」を持つ必要はない。

実施すべきは、最低限生きていけるようにすることと子供の人生の「支援」だけだ。

子供の人生の責任を持つのは、「君達の子供」だ。

さすがに危険なことや法律を犯すこと倫理に反することは制限をする必要があるのは、前提の話となる。

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なぜできないか?

これらの事は、頭では分かっているが、なかなかできない。

その理由は、「君達が忙しすぎるから」だ。

仕事をして、料理を作り、家事をこなして、子供の相手となると大変すぎる。

また子供が複数人いれば、なおさらだ。

悠長に子供のすることを待ったり、相手をする時間などない。

効率的に日々を乗り切ることが第一になるので、自分の思い通りに子供を動かそうとするようになる。

子供という生き物は基本的には余計な仕事を増やすことしかしないので、こうなっちゃうわけだ。

このことが、上記の内容と相反することとなり、なかなか実践できないわけだ。

そして、君達の子供が「可愛すぎる」のも原因の一つだ。

可愛すぎるあまり、失敗させたり、つらい思いをさせたくない一心で、先回りをしたり、子供の経験を阻害してしまうのだ。

君達は、「忙しすぎる」ために子供を指示通りに動かすため、圧力をかけて命令し、「可愛すぎる」ために子供にとって大切な「経験」を奪いまくっていることになる。

これはマジやべーっす。

それでも先にも話したように子供はその環境に適応しながら、力強く成長していく。

少しばかり、自己肯定感が低かったり、自信の低い子になるがな(笑)。

それに社会に出てから、お父さんのように自分で経験の中から、これらの神髄を身につけていくこともある。

子供の人生からしたら、この程度のことは大した問題ではないのかもしれない(笑)。

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君達に伝えたいこと

今回君達に伝えたいことは、自己肯定感を上げる教育をしろとか、モンテッソーリ教育を学んで実践しろと言っているのではない。

  • 子供には自分で生きる力が備わっている → 放っておいても育つ。
  • 放っておいても自分から勝手にチャレンジして成功体験を積んでいく → 放っておけばいい。
  • ガミガミ怒るよりも子供を褒め楽しく過ごす方が自己肯定感が上がる。→ 褒めて可愛がればいい。

こう考えれば、気持ちが楽にならないか?

要するに子供は勝手に自分で問題を解決していくので、何もしなくていいし、子供と楽しい事だけやってりゃいいんだ。

その方が子供にとっていい人生となる確率が高いということだ。

あまり考え過ぎず、手を出し過ぎず、ただただ子供との時間を楽しんでみるといい。

子供は勝手に育つので、ある程度放っておいた方がうまく行くということだ。

それでもし、余裕があるようなら、自己肯定感を高める教育方法やモンテッソーリ教育の方法を学んで育児に取り入れていけばよいのではないかと思う。

育児は思っているよりも数段ちょろい可能性がある。

難しくしているのは親自身である可能性が極めて高いとお父さんは思っている。

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まとめ

  • 自己肯定感の向上とモンテッソーリ教育の考え方を育児に取り入れると育児の精神的な負担が少し楽になると思う。

< 以上 >

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