親が私に残した印象的な名言集

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絶賛子育て中かな?

es-nakamura(@NakamuraEs)改めお父さんだ

このブログはお父さんの子供である君たちに向けて書かれた人生のノウハウ集だ。

参考にして、良い人生にするといい。

今回はお父さんの親であるおじいちゃんとおばあちゃんが残してくれたお父さんの人生に大きく影響を与えた名言集を紹介しておく。

お父さんは、おじいちゃんとおばあちゃんが高齢であることもあり、「純和風」の教育方針の中で育った。

「純和風」ならではの素敵な言葉もあれば、社会に出てから「呪縛」となった言葉もある。

参考にしてもらい、君たちの子供には良い言葉を残してあげて欲しい。

子供達にはぜひ「良い言葉」をかけてあげてね!

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我が家(祖父母)の教育方針

おじいちゃんとおばあちゃんは高齢だ。

お父さんが誕生したのは、おじいちゃんが43歳・おばあちゃんが38歳の時だ。

今でこそ普通になったが、当時はかなり高齢出産だった。

おばあちゃんは当時働いていた同僚に「産む気か?」と言われたほどだ。

どうしても男の子が欲しかったようだな(笑)。

おじいちゃんは昭和14年生まれ。これは第二次世界大戦中だ。

おじいちゃんは、岡山空襲を6歳の時に経験している。

おじいちゃんはその時のことを覚えているようで、ひいおばあちゃんと一緒に逃げたそうだ。

おばあちゃんは昭和19年生まれ。すぐに終戦を迎えることになるが、戦後の食糧難と高度経済成長期を経験していることになる。

このような背景のもと、我が家の教育方針は「純和風」なものになるのは当然のことだな。

時折、戦時中の話や戦後の食糧難の話を聞いた記憶がある(笑)。

「日本男児はこうである」という理想像を描きながら、お父さんを育てたのかもしれないね。

このようなおじいちゃんとおばあちゃんの考える教育方針をまとめると、おそらく以下のようになると思う。

  • 男は一家の大黒柱として、家族をしっかりと養う責務があるという考えのもと、「大学に入り、良い企業に就職すること」が主眼。
  • 個人の利益よりも集団の利益を優先するような教育。
  • 他者に迷惑を掛けないように、マナーとモラルを大切にするように教育。
  • 年上や権威者、先生の言うことをよく聞くようにする教育。
  • 世間体を大事にする教育。集団に所属することが重要であるため、悪い噂や迷惑行為を極力出さないようにします。

お父さんの家では、「親に逆らうとは何事か!」「子供なんだから、親の言うことを聞くのは当たり前だ。」という言葉が飛び交っていた。

そんな教育の中、お父さんは自分の意見を親にぶつけたり、議論をすることをほとんどしてこなかった。

その結果、社会に出ても先輩や上司と議論をすることを極端に嫌い、言われるがままに仕事をこなすことが多かったと思う。

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おじいちゃんとおばあちゃんの名言集

さて、今回の本題だ。

先ほど述べた背景の中で、私の人生に多大な影響を与えている両親の名言集をご紹介しておこう。

「義理・人情を大切にしろ。物事の道理をわきまえろ。」

- おばあちゃんの名言集 ー

この考え方には私は全面的に賛成だし、この考え方は大好きだ。

特に社会人になってから多く言われた気がする。

おかげで高学歴の人特有の高圧的な接し方を他者としなかったため、多くの人から信頼され、好かれる人生を歩んでいるように感じている。

「誰が生んでやったと思っとんな。」

ー おばあちゃんの名言集 ー

お父さんが言うことを聞かなかったり、反抗した時のおばあちゃんの決め台詞だ。

これを言われるとお父さんは何も言えません(笑)。

勝気な姉は、「好きでこの家に生まれたんじゃねー!」と言い返していたがな。。。

この言い方は良くないな。

この一言が待っていると分かっていると、話し合いをする気はなくなるし、親が絶対という状態が確立されてしまう。

そのせいで、お父さんは親と真剣に話すということはほとんどしていなく、親の意に添うように生き、そうでない場合は黙って親の都合の良いフリをするようになった。

昔の日本の構図のような気もするな。

母親も共働きで忙しかったし、子供を思うような状態にしたかったようだ。

可能なら、このような考えは持たない方が良いと思う。

「先生の言うことを聞け。」

ー おばあちゃんの名言集 ー

これも良く言われたことだ。

だいたい子供が悪いことが多いし、先生に歯向かうようなことをすれば、学級崩壊の原因にもなるので、基本的には良いと思うが、絶対的としてしまうのは考えものだ。

「家の用事を手伝うことが第一。勉強は二の次。用事もしないのに、勉強などする必要はない。」

ー おばあちゃんの名言集 ー

共働きの家で育ったので、我が家は家の用事をしっかりするように教育されてきた。

両親が忙しかったら、手伝いをさせたいという本音から発生しているように感じる。

おかげで学生時代に寮生活を経験したが、寮生活の方が用事をすることが少なくなり、開放感があった(笑)。

また、結婚してからも比較的、家事をすることに抵抗がなかったと思う。

「人や周囲に迷惑をかけるな。」

ー おばあちゃんの名言集 ー

これもたびたび言われていたことだ。

これは良い事と思うが、お父さんの場合は極端に他者に迷惑をかけることを恐れるようになってしまった。

自分のしたいことがあったとしても、相手に負担になるのではないかと危惧し、自分の気持ちや行動に大きく制限をかけてしまい、自分に負担を掛け過ぎてしまう傾向があった。

また、「失敗」を極端に恐れるようになった。

失敗することで自分が恥ずかしい思いをするという気持ちもあるが、自分が「失敗」することで、親や周囲の期待を裏切ってしまうという思いも強かったと思う。

「自分の安易で浅はかな考えや行動」による周囲への迷惑に限定した言い方が良いと思う。

「男は大学に行け。なんでもいいから卒業しろ。大事なのは卒業した証明。」

ー おばあちゃんの名言集 ー

言っていることは間違ってはないが、「本質的」ではないな。

現代の日本の学歴社会を象徴したような言葉だ。

今の日本の社会では、大きな組織へ就職すれば、学歴は大きな武器となる。

実際に希望の職種につける確率も高くなるため、戦略としては悪くない。

ただ、大切な事は「人生の目的を決めて、何を学ぶか」だ。

この「社会に出てしたいこと」と「その達成のために何を学ぶか」を早い段階から教えてあげて欲しい。

「一度始めた事は途中で投げ出すな(やめるな)。」

ー おばあちゃんの名言集 ー

継続して一つの事をすることは、大切なことだ。

しかしながら、人生の途中で考えやしたいことが変化することも大いにあることだし、子供の事から始めて、今までで辞めたことの方が実際は多い。

お父さんの場合、一度だけ部活を辞めたいといった時、頭ごなしに「ダメだ。」と言われた。

社会規範がそうであるならば、どんな理由であれ、それが正解であり、お父さんの考えや意見を聞かれたことはなかった。

「真面目に会社で働け。汗水たらして働いて得たお金が本当のお金。」

ー おばあちゃんの名言集 ー

「ある程度、稼ぐようになったら「利殖」を考えていないといけないぞ。」

ー おじいちゃんの名言集 ー

おじいちゃんとおばあちゃんの意見が食い違っていたな。

真面目に働くことは良いことだ。力量もつくし、周囲からも信頼される。

ただ、我が家はお金にいつも苦しんでいた。

汗水たらして働いたお金以外もお金の稼ぎ方はあるということも合わせて教えておいた方が良いと思う。

また、やりたいことを言っても、それは企業に所属する中で、達成すればよいという考えのようだった。

発明家になりたいと言えば、企業で発明すればいい。

社長になりたいと言えば、企業で出世して社長になればいいじゃないかとなる。

大切な事は強く大きな組織に所属することということだったのだろうな。

そう考えると一番大きな組織は「国」となるので、親が就職して欲しいラインキング1位は、いつも「公務員」となるわけだ(笑)。

一方で、子供は「プロ野球選手」や「you tuber」といった夢のあるものとなる。

振り返ってみて思うのだが、良い部分も悪い部分も含めて本当に「日本的」だなと思う。

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純「日本風」の教育を受けてきたお父さんの社会に出ての結果

就職当初は意気揚々と仕事に邁進した。

「義理・人情」「マナー・礼儀」「真面目に働くこと」「人に極力迷惑をかけないように、上司の言うことを聞く」という両親の教育の成果もあり、周囲との関係性や上司の受けも良かった。

また、取引先の方にも可愛がられ、良い会社生活を送れているなと思っている。

しかしながら、会社は学生とは異なり、大きな重圧や一人ではどうにもならない局面が何度も訪れる。

「真面目」に「周囲に迷惑をかけないように」一生懸命に仕事をした結果、心が折れてしまう。

また、会社の中で地位と権限が高まるにつれて、上司の言いう事を聞いていればいいという状況が少なくなり、お父さんの示す方針や決定に従って動いていくという状況が多くなってくる。

この選択と決断という訓練をほとんど受けていなかったお父さんは、ここでも大きな重圧に心が折れてしまう。

そしてお金の考え方だ。

企業に所属して一生懸命働く事しか考えてこなかったお父さんが、メンタル不調により、それが出来なくなったことを知った時、恐ろしいほどの絶望感に襲われた。

正直、生きていけないとさえ感じたよ。

これらの経験を踏むことで、新しい考え方の気づきを得る機会に恵まれたが、出来ることなら、初めから君たちには教えておきたいなと今は思っている。

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子供達へ伝えたい言葉

さて、これらの事を経験したお父さんは、君たちにどんな言葉で大切な事を伝えようかと日々悩んでいる。

  • お父さんの歩んだ人生の中で学んだ大切なことを伝え、お父さんが失敗したことを参考にして欲しいなと思っている。
  • 君たちはたくさんの才能で溢れており、自分の選択と判断でどんな未来にもできることを強く教えていきたいと思う。
  • 自分の意見やなりたいものに対して自信を持って歩めるような人生にして欲しいなと思う。
  • お金に苦労することなく、必要な知識を早い段階から教育したいなと思う。
  • 心と体を大切にして欲しいなと思う。
  • 自分の意見を堂々と主張しながらも他者と適切な関係性を築けるようになって欲しいと思う。
  • 大切な人をみつけ幸せになって欲しいなと思う。

どんな言葉を掛けたらいいか、日々考えないとだな。

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まとめ

いつも側にいる親の言葉というものは、子供にとって大きな影響力を持つ。

子供達に良い言葉をかけて欲しい。

< 以上 >

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